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FP資格の出来る事、出来ない事

賃金が物価上昇に追いつかない!25ヶ月連続で実質賃金が物価上昇に追い付かず減少しているなど、国内で生活する人にとって頭の痛い事態が続いていますね。

そんな中で、「FP資格は、仕事に生かせる」のではないかと思っている方が多いのではないかと思います。

実際「ファイナンシャルプランナーの資格を持っています」と聞くと、「保険の事ね」とか「流行の投資勧誘だね」と思いがちです。

しかし、FPには出来る事と出来ない事が厳格に分かれていて、厳粛な倫理が求められています。

相談者個人の情報や、そのお金に関する事柄を扱う以上、情報をきちんと守ることは当たり前のことです。

前段の「保険」の見直しや試算の相談については可能ですが、「○×保険を契約しましょう」は出来ません。
保険契約は保険業法で厳格に規定され、募集や勧誘などは『保険募集人』の資格が無ければできないのです。
投資についても同様に金融商品取引法が有って、「このファンドは新NISAを使えば良いですよ、実績は〇〇%の利率です」みたいな、投資判断の助言は出来ません。一般的な商品説明にとどまります。
他にも、税理士法・弁護士法・社会保険労務士法・・・など多岐にわたる縛りが有ります。

少し調べ始めると、『あれれ?じゃあFPって何もできないじゃん!』となってしまいがちです。

が、私は少なくとも自分の事についてはこう思います。

1.お金の事に対して、理論を踏まえた基本的な理解と見通しが出来るようになる
2.生きていくために必要な、経済的思考の癖が定着する
3.毎日の生活でも、自分の幸福感とリンクする事ができる
4.将来の漠然とした不安を可視化し、具体的な対策を検討し実行する事ができる

決して高額ではない収入を、どう使うのか、貯めるのか、増やすのかは人それぞれです。
仕事に直接影響がなくても、この資格は個人でも大変有益な資格だと感じています。
今からでも、FP資格を取って(もちろん勉強だけでも結構ですが)現状を可視化してみませんか。

いつも、お読みいただいてありがとうございました。

これからも、よろしくご愛読くださいませ!

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