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天空のエスカフローネ感想 【ネタバレあり】


剣と竜とロボットと異世界。
坂本真綾さん。
私を惹きつけるのには十分過ぎる理由だった。

「ESCAFLOWNE」というBGMを初めて聞いた時、ゼルダの伝説 時のオカリナに出てくる時の神殿を思い出した。
これから冒険が始まるのかとゾクゾクした。

周りがやっているように、作品は今後点数で評価しようと思い、何日も何日も考え続けていたが、どの基準で点数を付けていいのかがわからなくなり、逆に私は難しかったので文章で感想をただ述べるだけにする。


以下ネタバレ注意  













終始恋愛描写にモヤモヤした。

結論から書く。
私はこのアニメの恋愛描写対して非常にモヤモヤしながら見ていた。もはやロボットどころではない。
このアニメは一応ロボットアニメなのだが、なんなら女性向けのように感じられた。

理由は主人公、神崎ひとみにある。

彼女は終始、非常に危なっかしい。

1話で天野先輩が好きと言っておきながら、惑星ガイアで出会う、天野先輩に顔がそっくりなアレン•シェザールに惚れてしまう。

アレンは優しい性格の持ち主なので、自分に好意的なミラーナ姫やひとみに好意を寄せる。
しかしアレンにはミラーナ姫の亡き姉•マレーネ姫との隠し子がいる。

アレンの公式プロフィールはこうだ。
「正義感が強く礼節を重んじ、他者への思いやりに溢れ、部下からの信頼も厚い」

奥→バァン   手前→アレン

確かに金髪でイケメンで真面目で強くて周りから慕われていたら、どんな女性もイチコロかもしれない。

恋愛的な行動に関しては、アレンが何をしたいのか正直わからなかった。

どちらかというと私は最初からバァンが好きだ。

彼は最初からひとみの事を好いているわけでなく、自分の道を真っ直ぐに突き進んだ先にひとみが好きだと気づくので、その設定が推せる。
最初は未熟者の王子なのに、その成長していく姿も良かった。

誰にでもニコニコするアレンに簡単に落ちてしまうひとみ。
これは現実社会でも同じなのではないかと思う。
誰から見てもかっこいいアレンは一人勝ちだ。
だって王国の騎士であり隊長なのだ。

しかし私はこういう誰もが憧れるキラキラした男性は苦手だ。誰も興味ないとわかっているが、感想だからあえて書かせてほしい。

最終的にひとみはバァンとくっつくが、そこにもひとみにモヤモヤした。
あんなに先輩のこと好きだったのに?あんなにアレンのこと好きだったのに??バァンで大丈夫?!浮気しない?!といった感じでw

ちなみにこの作品の中で一番好きなキャラはメルルだ。

最初はバァン様ぁ〜〜!といちいちバァンにくっついてきてほっぺを舐めて、うるさい女だと思って見ていた。
しかし終盤。

なんなんだよ…。めちゃくちゃ良い子じゃないか…。
バァンがひとみのことを好きだと知っていても、ひとみとしか戦わず、誰にも相談したりもしなければ小賢しい手も使わない。
まっすぐにバァンが好きで、バァンが自分に振り向かないとわかったら潔く身を引き、ひとみに冷たくするわけでもない。
本当に良い子。一番可愛い。


恋愛脳的にまともな主要人物はバァンとメルルだけだと思っている。

そして注目すべき人物はやはりディランドゥだろう。
高山みなみさんが演じておられるので、彼はなんだかんだ最後までいて、ラスボス的存在になるのかと思いながら見ていたら、中盤から精神崩壊してしまうキャラに。
これには理由があるから仕方ないのだけれど。
見ていて少し面白く、最後まで憎めないキャラだった。

今回主人公であるひとみには全く共感できなかったが、結局最後まで見ることができたアニメだったので感想を書いた。

古いアニメだが是非いろんな人に見て頂きたい。

坂本真綾さんは10代の時から天才なんだなと思った。

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