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春の気配

 あっ・・・投稿前に日付が変わってしまったな、苦笑。
 好天の日曜日、午前中はシーツや枕カバーなどの大物のお洗濯。午後は近隣をぶらつき、夕方は春休みの中学生相手の仕事の準備など。
 これといった何もない休日だけど、時間に追われずに過ごせること、家にいる時は1日中好きな音楽を鳴らし続けていられることがいいなと思う。音楽を聴くのは徒歩での移動時が多く、当然イヤホンなわけなんだけど、休日に家の中でスピーカー鳴らして聴く方がやっぱいいね。昔、安アパートに住んでた時は隣近所への遠慮で小さな音でしか鳴らせなかったけど、今はそういうこともなくそれなりの音量で聴けて幸せ。(今住んでるとこが小さな一軒家みたいなとこだから。)
 外の空気はまだ冷たくて、春めいた感じは全然しないんだけど、気づかないうちに麦畑は芽を出して緑色に変わってた!冬の枯れ野原の色が春の緑に変わってく一番手は、春蒔きの小麦。その成長の速さはめざましくて、4月の1ヶ月の間にグングン伸び、5月の連休後くらいには畑一面が青々となって穂もつけ始めていく。春から初夏の麦の育ちって、生命力みなぎってるみたいな感じがして好きだよ。


【台所日記 #051】
 これ、ハントンライスと言う。ローカルB級グルメではあるけど、それなりに由緒ある一品。北陸・加賀百万石の城下町金沢に古くからある洋食メニュー。明治の文明開花で西洋の食文化が入ってきて、各地でハヤシライス(東京)やトルコライス(長崎)、ソースカツ(福井)などが生まれたらしいけどその一つ。正確な情報かどうかはわからないけど、これ金沢が出身地の母の解説。
 「ハントン」って何を意味する?調べてみると、「ハン」はハンガリー。ハンガリーに洋風をイメージさせるってどうなのって思うけど、そこはまあ。「トン」はフランス語でメカジキを意味するらしい。まあそういうことで。
 で、このハントンライスはお店ごとにいろんなヴァリエーションがあるらしいけど、基本は、ケチャップライス(具は玉ネギのみ)の上にトロトロ卵、さらにその上に魚フライを乗せ、たっぷりのタルタルソース。それを基本形に、さらにエビフライが加えられたり、ハンバーグが加えられたり、らしい。「らしい」という不確定情報も母の説ゆえ、笑。時々母が作ってくれたメニューゆえ、「お袋の味」の一つかな。魚フライにはメカジキなんて高級品は使わないけど。スーパーで、前夜の閉店前に買ってきた半額シール貼りの魚フライ(たぶん輸入物の白身魚)。どかんと3枚。母が作るハントンライスも、いつもスーパーの惣菜コーナーで買った魚フライだった。けっこうカロリー高めの庶民派の洋食ですね。ごちそうさま。



【音楽室 #051】
 カナダのアンビエント音楽家の作品。音そのものが繊細で、構成的なキャッチーさはゼロに等しい。ガチで、音の感触のみで勝負してくる感じ。こういう系のアンビエントは癒し的なBGMにはならない。そういうものを狙ってはいないと思う。癒されるのではなく、じっと聴き込むとむしろ気が張ってくる。感が尖ってくる。ガチなアンビエントにはそういう性格の作品がけっこうある。その意味では正統派なのかなと思う。

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