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天鳳2000戦

  タイトルの通りこのとりゅさんアカウントでの対戦数が2000戦を達成した。上卓民時代の東竜垢、三麻専用に作った葱間葱抜や雀魂のアカウントなどを掛け合わせたら多分3200戦くらいにはなるだろう。 

 段位変遷は12345676。3月に七段に昇段したものの鳳凰卓では歯が立たず無念のチャオ。某氏と違い特に確変を引けることもなく1400ptから一度も増えないまま塵と消えることになった。

 チャオの原因としてはもちろん基礎雀力不足や単なる不運、あるいはつい鳳東を押してしまったことなど数多くあるだろう。しかし、それよりもより根本的な所に問題はあった。

和了がないのである。

 これはnodocchi.moeの機能にある鳳凰卓解析のデータだ。超短期成績なのであまり信用ならないところもあるが、それでも低すぎる和了率はと流局時の聴牌率は目につくだろう。

 いくら打点が高くてもこれでは仕方ない。放銃率は低く抑えられているが放銃した際の打点もかなり高い(放銃した内の46%がリーチ中なことからわかる通り降りられない場面でのめくりあい負けが多いことが原因かもしれない)。これではいくらなんでもジリ貧になり勝てるものも勝てない。

 こういう時は別のルールをやることで普段使わない筋肉(この場合は天鳳四麻ではあまり使ってこなかった麻雀の技能を指す)を鍛えるといいと聞く。私はMJ三麻の研究を始めることにした。

 MJ三麻のルールはツモ損(天鳳や雀魂の三麻はツモの際、例えば親の満貫ツモは4000オールのため8000点しか貰えないがそれに対しツモ損なしでは12000点分貰えるルール)がなく和了連荘(流局時親は聴牌でも流れる)となっている。抜きドラもなく赤もピンズソーズにそれぞれ1枚。ほとんど扱ったことのないルールである。

 まず第一に挙げられるのは押しやすさの違いだ。例えば子のリーチドラドラ、出和了5200ツモ和了8000(3000-5000)の手があったとする。この時親は押して放銃しても降りてツモられても200点しか差はつかない(他家との点差の問題はあるが)。当然親で聴牌しているならほとんど降りは許されない。放銃確率30%を超えるような危険牌でも迷わず叩き切る図太い胆力も必要であるし、
 また早い巡目の役牌2つ叩いただけの副露仕掛けもこちらの手が悪ければ丁寧に対応していかなければならない。ラフな放銃はやはり重罪なのである。

 私はどうしてもこのダブルスタンダードが過ぎる押し引きバランスに慣れられず現金に換算してだいたい20万円程度(あくまでお気持ち上。実際はノーレート)の負けを被った。河を見たら死ぬ病気にでも掛かってるのかと思うような向こう見ずな押し、いくら点差をつけてもあっさりツモツモツモツモで捲られるゲーム性、5巡目に1切れの9mをツモ切っただけで国士48000とか言われる理不尽極まりない運量の差に打ちのめされた。

打ちのめされたが、それにより少しは私の硬い頭も刺激されたようだ。麻雀に対する考え方が少し変わった。

「やはり和了……和了は全てを解決する……」

 天鳳で守備全振り放銃回避至上主義をこじらせ、いつからか押すこと、放銃する事を全て悪であるかのように捉えていたのだ。それでは鳳凰卓で勝てるわけもない。当たり前だが放銃しなかったとしても和了していない局はだいたい収支マイナスなのである。1000点の和了は1000点の加点だけではなく、和了していなければ徴収されていたかもしれない4000点を回避したという価値もあるのである。

 しかも三麻は基本的に手役なんて作らずとも勝手に赤やら抜きドラやらが載りまくって簡単に打点が高くなるようにできている。時間のかかる役よりはとにかくスピード優先、2010年代初期の量産型デジタルのようなプレイスタイルに変えていった。

 高く仕上げられる手はまっすぐ高く押し通し、安くても和了できそうな手は最速で和了を目指して失点回避、それも無理そうならキッパリ見切って安牌抱えや打点への無理寄せ、安そうな仕掛けにはアシストも辞さずとにかく失点を最低限に抑える。この徹底を図ったのである。ただ全ツッパするだけではいけない。何事もメリハリを付けていくことが肝要だ。ちなみに実践できてはいない。というか出来てたら八段になれている。


 そしてその打法を実践しての六段坂のこれを執筆している当時の成績がこれだ。

────駄目じゃん。

 いくら短期とはいえ全然ダメである。サムネイルにした2000戦記念のスクショからさらに700pt程度溶かしている。どこかのnoteに50戦での運と実力の比率は26対74で運の方がはるかに大きいと読んだが、それにしたってひどい。

 書くのを遅くすれば遅くするほどここに載せる成績が悪くなる。五段に落ちる前にさっさと書き上げて投稿しよう。

 天鳳はクソゲーです。それをわかった上で楽しみましょう。

後段したらまた記事描きます

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