別れは突然に

そのとき。公園に向かうまでのそのときまで。
私は何もわかっていなかった。
彼の感じてる違和感にも、もうときすでに遅しという状況にも。

彼の言い分はこうだ。
付き合うことで今後乗り越えないといけないハードルをどう対応していくか、という課題に年明け直面したのに、なんの変化もなかった。
お家お泊まりや旅行に出かけたくても実現しにくく、まるで高校生みたいなデートが続いた。そのことで私に無理をさせ、不要な心配や家族との議論がうまれ、結果プレッシャーをかけていると思った。
あなたのことは信頼してるし好きだけどこれ以上先に進む覚悟とそれだけの愛があるかわからない。
この3つだ。私にはこれらを1ヶ月で判定されるのはあまりにも短く、拍子抜けである。そしてなにより、突然すぎて想いが追いつかない。私の何が悪かったのかがわからず、とにかく説明を求めた。
考えてみれば私はフラれた経験があまりない。フラれなれていれば対策を取りようがあっただろうが、公園からジョナサンに移動してすぐのトイレでググるあり様だ。でも、そこにはすがるな、反論するななどといった言葉が並び、途方に暮れた。
何を言っても彼の心は固まっているのだ。
私の心の中には、もう少し彼のそばにいれたら…とか、彼の家に行けばよかった…という想いが湧き上がる。
日曜日に友達と3人で飲んだのが悪かったのか?広尾の大学に行ったことか?将来のことを考えざるを得ない状況に追い込みすぎたのだろうか?
フィジカルな関係性も大切にしていて、欠かせないと思っていると。確かにここ3週間はできてなかった。(1/25から)
過去の2人に戻る術がない。ごめんね、気付いてあげられなくて。でも突発的ではなくずっと考えていたであろうこと、そして間違いなく日曜日が決定打になったこと、それは間違いない。たらればなんて考えてはいけない。でもまだ私の心の整理はついてない。だって先週の木曜日あったとき全然普通だった。日曜日にたこ焼き食べたときだって…でもcutie pieが明らか少なくなってたのと、私から送る頻度が高くなってた。あとカラオケでのキスも短かった。
でも彼はどうするんだろう。一緒に選んだスーツがこれから来るというのに。
あぁ、あまりに酷である。こんなショックを感じたのは久方振りである。バレンタインの準備も、プリンスの予約もしてたのに。

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