強くなること

北海道に住んでいる同期に2年ぶりに会った。もう2年も経つなんて。
私の失恋の話に対しては、

昨日初めて聞いた時は、長いスパンで考えた彼氏もきっと辛かっただろうけど、あなたの未来も真剣に考えて答えを出したんだと思ったけど、聞けば聞くほどこっちにしてみれば予期してなかったことだし、つらいね。

と。彼女自身も高校から付き合い、同棲を経て6年で別れた時は本当に辛かった話をしてくれた。彼を連れて親に挨拶に行った時の、母親のそっけなくそっぽをむき続けた態度に、別れた後心から感謝し、別れたその日に実家に帰り、母親にありがとうと泣きながら伝えたこと。その時辛すぎる思いをしたから、フラれる、ということをハタチながらに身をもって学んだこと。そしてそこから立ち直るのには数ヶ月かかり、新しい人を見つけることよりも遊び呆けたこと…実に赤裸々だが、その経験を持って、男がふった場合、間違いなくその男は戻るモチベーションにないということも学んだという。

私は一縷の可能性にかけすぎていた、と思う。きっとどうにかなる、とか、相手が日本にとどまってくれる、私をずっと好きでいてくれる、別れを切り出されることなんてない、と思い込んでしまっていた。でも、自分を高める努力や、身だしなみや、魅力的な側面をみせていたか?努力をして、かつ、それを見せられていたのだろうか?

…ぬかっていた、と思う。

自分が100%魅力的に見えて、一緒に人生を歩みたいと思わせるためには日々の努力が不可欠だ。まずそれが足りていないし、依存しすぎていた。

やすきに流れない。未来や周りの影響をしっかり考え、正しいことを貫く。それが結局のところ近道であり、幸せになる。違和感から目を背けない。

一人暮らしについては再考が必要。親の依存、親への依存。一緒に過ごすことも今しかできないけれど、30年も一緒に過ごしてきた。それよりも、孫の顔を見せたい。だから今離れることは間違ってない。環境的に、もし共働きであれば、私の親友のMのように中野区が実家で、一人っ子で…であれば、親からの依存も少なく、千葉の実家暮らしと意味合いは異なる。でも加えて私の場合は親が厳しく、長女であり…なおさら難しい環境に自らを追い込んでいるようなもの。タイミングは難しいが、今から準備をすればちょうどいいのは確かだ。この状況を打開すること、環境を変えることは必要だと思えてきた。自分の人生に集中することが大切なのだ。春までの期間に、毎日、正しさを整えることにした。

自分に嘘はつかず、相手の納得できる論理を組み立てること。それにはインプットとアウトプットと環境の変化だ。今の環境に居座っていてはダメで、自分自身を変えないとダメだ。

キャリアについても明確な答えが出た。
今までは言葉にすることを避けてきた。ただ、昇格したくないという思いを持っていた。でも今日気づいたのは、キャリアビジョンの果てに役職面での昇格はあっても、それは今ではないということ。今しかできないことを為したい、それは、今与えられている職務を全力で全うすること。そしてもう一つが、結婚・出産・育児を経験すること。

そうなって初めて納得できる、後悔のない、キャリアとライフの両立なのだから。この気づきは大きい。ミスマッチはこれ以上広げるべきではない。彼女は役職が上がらないよう、コンピテンシーさえ下げるように課長に直談判し、課長もそうしてくれているらしい。

それから、1人で生きていけるように見える問題について。彼女からしてもそう見えるらしい。でもそれは時間が経てば経つほどそう見えるし、仕事に依存すればするほどそうなっていく。だから環境を変えるしかない。

自分と価値観やインスピレーションや生活感や家柄が合う人を見つけるためのアクションを常におこし、たゆまぬ努力と自分磨きを惜しまない。それはお金を投資することを必ずしも意味しない。人間力を高め、正しい判断軸を持てるかが全てである。人とのコネクションをどう持てるかも含まれていて、人間関係や信頼関係が根幹にないといけない。

だから、今の自分の出力に違和感をもし感じていないとすると逆にそれは50歳代にはたと後悔することを意味する。いまその逆が起きてる。つまりその違和感は正しい。

また、彼女のことで言えば、社長と先輩社員のTの特性を比較したとき、恋愛ごっこをしている社長を否定する=恋愛に本気モードの自分を肯定していることの裏返しだと主張した。
彼女が悪いのではなく、後輩に愛されるオレカッコいい勘違い野郎を精算することの大切さ(これも正しさ)を説いた。これが彼女に刺さったわけで、お互いに感謝をし合い泣きそうになりながらハグをして別れた。

今日のお店は1軒目がsuperMe で、2軒目飲んだ紅茶がGood vitalityだった。自分をそうできるのは自分しかいない。そう思わせてくれた彼女に感謝し、時々月に2回くらい、電話してみようと思う。

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