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グロックでクラシック曲を演奏するロシア人ほか

私が平日の朝に聞くトーク番組は決まって、KROQというロック(もしくは音楽性がそれに近い)・アーティストしか流さないLAの老舗のラジオ局で、5:30am~10:00amまで生放送している、「Kevin and Bean」。

https://en.wikipedia.org/wiki/Kevin_and_Bean

番組自体は1990年の幕開けと同時に開始しており、なにげにシンプソンズとほぼ同じぐらいの長期に渡って、放送している。

まあこの番組の司会者2名(ケヴィン・ライダーとビーン・バクスター)も謎めいた部分が多く、70年代後半に高校を卒業、ぐらいの情報しか、公開されていない。

しかしながらこの番組、呼ばれるゲストの幅がとにかく広く、月曜から金曜までの平日放送なのに、ネタが尽きる事が一切無い。

CM明けのジングルでも、びっくりするような有名人(それこそこの間、ノーベル賞を取ったボブ・ディランなんかも)が音声を吹き込んでいるし、決してテレビのトーク番組に出るようなメジャーなひとたちではないが、LAを中心に全米に広がる流行を、アンダーグラウンド的な形で固めている役割を長年に渡って果たしているのが、凄くよく分かる。

2人のトークも早朝にも関わらず、猛烈なスピードで畳みかけてくるし、どきついシモネタも躊躇なく入れてくるので、それこそ年齢を感じさせない。

なお番組自体は、4時間半ずっとトークではなく、KROQが選ぶ曲を通常通り流しつつ、その後に5~10分ほどのトーク・セグメントを挟み込む、との流れ。

各セグメントは随時録音されているので、6am台に流したセグメントが、9am台に再度流れる事も、少なくない。

この番組は放送終了後、トーク(セグメント)部分のみを抜粋したmp3がポッドキャストの形で、その日の午後にはアップロードされるので、単純にリスニングを磨く上でも、私はかなり重宝している。

この2人はたまに日本の馬鹿ネタも拾ってくる事があり、徳井義実がケーブルで放送していたエロバカ番組の、特にしょうもないコーナーまでネタにした時は、目が点になったものだ。

そんなこの番組の人気コーナーに、「Internet Roundup」がある。

http://kroq.cbslocal.com/tag/internet-roundup/

これは、番組スタッフの目に止まった、主にYoutubeで観れる、ユーザーに捻った笑いを誘わせ変な興味を持たせる動画「のみ」を集めたコーナーで、ネタのピックアップが常に独自というか、どっから見つけてきたんだそんな面白動画、というものが少なくない。

基本的には木曜や金曜にアップデートされることが多いので、出来れば週の終わりに目を通すのを勧めたいところだが、欠点は、このKROQのウェブサイトがどういう作りをしているのか分からないが、ページがやたら重いこと。

Chromeでアクセスしていると、何度も「Flashが崩壊」みたいな表示が出てくる。私のOSがウィンドウズ7にも関わらず、だ。

http://kroq.cbslocal.com/2016/10/14/kevin-beans-internet-roundup-101416-the-rock-reacts-to-his-first-wwe-match-benedict-cumberbatch-does-magic-more/

上記が先週の分なのだが、とりあえずこういうのが毎週上がってくるよ、を伝えたかったので、その中から以下、私が面白かった動画を独断で選んでみた。

ロシアのIPSC(国際実用射撃連盟)スタッフによる、グロックを使っての、ベートーベンなどの有名曲の演奏。通常のクラシック演奏と共にテンポ良く銃声が響くのが、なんともシュールだ。

260もの映画の台詞を組み合わせて、ボヘミアン・ラプソディをやってしまったという、作り手の無駄な労力に感心せざるを得ない一発。


素人の車内撮りにも関わらず、BMWがスクールバスに向かって急角度から侵入を試みる、一種の衝撃映像になっている。このドライバーは本気で、割り込めると思ったのだろうか。

先日のトランプとヒラリーの討論会の映像に、ビル・メドレー & ジェニファー・ウォーンズの名曲「The Time of My Life」を華麗に嵌め込むんだ、これまた無意味なセンスの良さを感じさせる一発。