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2016年10月の記事一覧

ここのとこ聞いたアルバム(10月下旬)

文章最後の「★」は最大4つの、アメリカの新聞方式 REOL - Σ(Sigma):快活なのに後ろ向きさを漂わせた歌声と、終始速やかに畳みかけるバック・トラックが、間髪入れず紡がれていき、13曲46分を一気に聴かせてくれる、とても新人のデビュー作とは思えない密度の濃さ。トイズが力を入れてPRするわけだ。2、3、5、7、8、10、13曲目辺りは一発で気に入ったし、ここ何年も30分を超えるアルバムを聞くのがキツくなっていた私が、各曲に興味を惹かれっぱなしで聞けたホドだもの。(歌詞

【過去文章の再掲載】事実を基にした長編ドラマ映画、『Spotlight』

(以下の文章は、2015年11月29日に余所で書いたものの、再掲載) 今年のサンクスギビングは久々に、連休気分を楽しめた。 別に休みであっても、パソコンとWifiさえあればどこからでも仕事は出来るし、頂いた質問や連絡などにはすぐに返すようにしているが、連日で映画を見に行ったり外食に出たりすると、「対応は、まあ明日でいいや。」という気分になりがち。 おかげで連休明けの月曜は、かなり忙しくなりそうだが、それでも一番仕事をさせられていた時期の半分の作業量にも満たないので、激務

さっき聞いたもの(10月下旬)

文章最後の「★」は最大4つの、アメリカの新聞方式 Korn - The Serenity of Suffering:一か月以上前から公開されていた楽曲群がいずれも良かったのでかなり期待していたし、実際、このバンドの向こう14年ぐらいの低調を、吹き飛ばして有り余った。ここ数年でロック音楽専門プロデューサーとして名を馳せたナッシュビルのひとを迎えたのもあって、全体的に重く、冷たく鋭い音作りなったのが、先ず大きい。加えて、一時期はダブステップやらエレクトロニカにまで手を出して迷走

最近聴いたもの(2016年10月中旬)

文章最後の「★」は最大4つの、アメリカの新聞方式 Suicide Squad - The Album:21パイロッツによる主題歌「ヒーゼンズ」を始め、今のアメリカの若い層にウケるアーティストや楽曲が、ぎっしり詰まってる。大予算ハリウッド映画のサントラは昔から、その時代に沿った、若い子ウケするアーティストを揃えるのが本当に巧いのだが、これもその例外ではない。全部新曲ではなく、古い曲も幾つか混じっているが、BGM代わりのサンプラーとしては抜群の内容だと思う。パニック・アット・ザ

灰色の夢世界で人生振り返りながら、孤独に覚醒死

何となく、金にもならない長文を書きたくなったので、このフォーマットを使う一発目に丁度いいかもしれない、との感じで久々に衝動に駆られてみる。 尚、以下の文章は、10年以上前にどっかに寄稿したものの、手直し。なので、私の知人によっては、箇所によってはそのまま残してあるので、懐かしい気分になるかもしれない。 (注)以下、8,000字前後の長文なので、時間に余裕が無い方々はいますぐ、防空壕の中に忍び込む勢いで、ブラウザの「戻る」ボタンを押してください。一応警告したからね。知らない