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許容

ダンスが苦手な稲垣吾郎を許容したSMAP
その他、時に制御不能な個性を放つSMAP

私は他人の個性をどこまで許容できただろうか
自分がリーダーという立場で、
個々の特徴を個性として許せただろうか

何が言いたいかと言うと、
全くのファンという目線では何も感じなかったけれど、
もしも、もしもです、自分の仕事場のチームに、
「いやいや、そうじゃないんだよな、、、そもそも自主練してきたのか、、?」
と思うような動作をするメンバーがいたとして、
あなたにはチームリーダーとしてのそれなりの成果物をおさめるつとめがあるとして、
どこまで許容できるだろうか、ということなのですが

率直に、私は許容ができないだろうとやっぱり思うのです
それがファンの目線だったとしても、
「吾郎さん、もっとやれたでしょ!」なんて思いつつ、
いざ自分は、「稲垣吾郎=ダンスが苦手」というようなラベリングを、
すなわち許容を、他人に求めるという、
そんな矛盾というか、傲慢に気がついてしまう

歌がうまいというわけでもなく
ダンスが飛びぬけているでもなく
ビジュアルが突き抜けているメンバーばかりではない

それでも確実に、惹きつける理由がある

特別でありながら普通
普通でありながら誰もおいていくことなく、
特別であり続ける
「これができて当たり前」
そうじゃなくて、できないことも個性として受け入れる
欠点も未完成も含めて、全てのコンプレックスを引っ提げて、
堂々と、真っ向勝負でステージに立つから、
目が離せないのかもしれない

さて、私はそんな言わば「稲垣吾郎」的存在を許容できただろうか
「自分はできたのに、、」なんて排除しまわないだろうか
他人をそんな風に避難しながら、自分は許容されることを求めていないか、
なんて考えると、せっかくの酔いもさめるものですが、
自分の都合の良さに気が付けることは尊いことです

念のためですが、
私は吾郎さんのダンスや表現が大好きです

吾郎さん含め、もしかしたら未完成な個性を持つメンバーを、
「これが全てです」「これが私たちです」と言わんばかりに、
引き連れている某リーダーに気づきを頂けたという
ただそれだけなんです

つくづくそんな風に許容のできる人間になりたいと思うのです


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