見出し画像

不安障がい持ち者のおくすり生活 4か月経過

 だいたい何かしら物事を始めることで変化や区切りとなるのは1や3がつくころ,例えば3か月や1年や3年とかだったりするのがジブンにとって経験則や臨床などの巷間言われる中での感想なんですが求む根拠,ジブンにとっての体験からでもそこは例に漏れないようで,つまりその合間というのはそこまで何かしら実感や変化を感じられない端境期なのです.とは言え,だからこそその様子をじっくり観察できるというか,よりからだやこころについての観察をできる感じもあったり.どうも今回はそういう回みたいです.


 月1の通院日.不安はそこまでないけど,半夏厚朴湯はきちんと朝昼にのんでおく.なんとなく効き時間の感覚がわかってきたので,診察時間の1時間前に服用.
診察では雑談が主で,もちろんそれは間接的に体調へ影響することについてではある,けどまぁそういう内容で話が進むってのはそれだけ病気が深刻ではない証左でもあるので別にいいかなという感じ.
 まぁ5分診療ですな.
 そういう状況に浮かれていたのが治まってきたら,肩の痛みを感じ始めたり.そしてベースにある不安が顔をのぞかせてきているのがわかる.あー半夏厚朴湯の効き目が切れてきた時間かもな,というのもあったり.
不安がない時間だったわけやない.それがあるのを感じていても敢えて気にしないようにしていた感じ.
 そうかもう4か月経ったのか.そこはかとない不安感を抱えてもやもやしてからそれを何とかすべく,以前通ったクリニックへまた行くまでが3か月,それを既に超えていったというのが,あんまり実感は無いけど事実としてあり,あり続ける今となってます.なんか苦しかったよなぁという程度に,今はそういう不安感が深まったりはしないでいる感じだけど,それはやはり薬をのみ続けているからなんじゃないかというのはあるし,のまなくなったら多分またぶり返すやろうなぁという程度の懸念はまだ抱えています.レベルは違えど他の病気にも通じるような(特に統合失調症を念頭に置いてますが,それは仕事柄身近なものだからか)恐怖というものかも知れない.
 ちょうど職場で統合失調症を抱えている人とお話してる時に,「なかなか自分で体調をどうにかできない時にどうするか」という内容になったんですが,その時に「誰かへ相談する」という事になって,ジブンに「誰に相談するの」って聞かれたんですね.ジブンは特に通院しているのは隠してないので.相手は「主治医へ相談する」と即答していったんですが,その思い切りというのが果たしてジブンにあるのかというのをちょっと振り返ったり.まぁ誰でも良いんですがね,そういう抱え込まない方策を持つのは大事よねぇ,とお互いに答え合う.そしてこちらの体調を気遣ってくれる相手.ありがたい事ですなぁ.
 そんなこんなで,今回の通院前後はなにかしらどたばたしてたのが響いてか,ちょっと疲れが溜まってる感じ.なので前記のように周りから気に掛けられるところがあったんですよなぁ(特にメンバさん.あーこれも心のうぶ毛かなぁとも),まぁある程度忙しさは終息してきたので,ゆっくりできる時にはゆっくりして養生しておきたい所存ですの.


 実際のところ,5分診療で終わるというのは,悪くはなってないという肯定的な面もあるということです.養生ってそういうもん,じっくり焦らずというのと,体質改善というのは,そう劇的な変化は無いしむしろあったらそれは焦りやゆとりのなさとも取れるんじゃないか,というのは中井久夫せんせいの姿勢を私淑し学んでいっているからなのでしょうか.

プログラマを経て作業療法士へ.精神科病院で病棟やデイケア,通所リハなど渡り歩いた後で自立支援事業所へ.主な担当領域は精神障碍を持つ方の生活支援,特に就労支援が中心.大切な作業を大切に,がモットー.