『ゆいちゃんとねぎこぞう』(ともいゆみのすけ創作童話作品)チップ制
日々の暮らしのなかで元気に夢を忘れてしまいそうになる、わたくしめの応援的に、たとえおひとりでも購読してくだすったら嬉しいなあっというので、創作童話を公開してゆくことにしました。たぶん、絶賛モチベーションアップになるかとおもいます。
人気のある作品はいつか時間をつくって絵を描きたいなと思います。(^(エ)^)
ありがとんございまする。
んで、こちらの作品はサンプル的に無料公開しまする。(2014年5月11日に全公開、チップ制に変更しました。m__m)
ちょっと絵を中心の作品になる予定で描いたものなのでかなり短いですし。
ね♪
尚、絵はぜんぜん関係なくてすいません。ぺこり。(あ。いちおわたしが描いたものです。旧ペンネーム時代のだったりしますがwちょっと絵本っぽい雰囲気だったので。)
というわけで、あたたかいご感想を頂けますと嬉しいデス♡
励みになります。
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『ゆいちゃん と ねぎこぞう』
ねぎこぞうはゆいちゃんのお家の小さな小さなお庭のちょっとほそっこいネギです。
だけどゆいちゃんはネギがだいっきらい。
そこでねぎこぞうはゆいちゃんの夢の中にたずねてみることにしました。
トントントン
はーい。
こんにちは。
ぼくはねぎこぞうです。
ゆいちゃんちの小さなお庭のちょっとほそっこいネギです。
ゆいちゃんはびっくりしました。
えっ! ねぎなんてだいっきらい!
ねぎこぞうはちょっと悲しそうにそしてぶっきらぼうに言いました。
そのうち好きになるさ
ならないもん!
ゆいちゃんはすぐに言い返しました。
ねぎこうぞうも負けていません。
だってだって
ゆいちゃんのお母さんだってゆいちゃんくらい小さかった時はねぎだいっきらいだったもん。
え!ゆいちゃんは叫びました。
ママなんか
おみそ汁がうまっちゃうくらいねぎをいれてるよ。
そんなのウソよ!
ねぎこぞうはさらにこう言います。
だってだって
ゆいちゃんのパパなんか
ゆいちゃんくらい小さいころ
ネギもニンジンもピーマンも
大大大だいっきらいって言ってたんだから!
えー ! ゆいちゃんは
またまたびっくり
今度はしりもちをついてしまいました。
パパなんかゆいが残したネギもニンジンもピーマンも、仕方ないなーって言いながらとってもおいしそうに食べるんだもん
そんなことそんなこと絶対ないもん!
ネギこぞうはちょっとニヤニヤしながら言いました。
だからゆいちゃんだっていつかはネギもニンジンもピーマンも食べれるちょっとカッコイイおとなになれるんだ。
こんどは
ゆいちゃん
なんだかくやしくなりました。
あら、私だって食べようと思えば食べれるんだから!
ふぅーん。じゃあ がんばって。
ねぎこぞうは あんまり信じてあげられないなーという口ぶりでそう言うと
ドアのむこうへパタンと消えてゆきました。
つぎの日、
ゆいちゃんのおみそ汁には
ほんの少しネギがはいっていました。
ゆいちゃん用に小さく小さくきざんでもらったネギが
ほんの ほんの 少しね。
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