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ヌチャラティが来る

ヌオー登録。この言葉は、ヴィーナスが貝殻の上に現れた時と同じくらいの貴さと驚きを持って私に伝わった。ついにか。でも当然だろう。しかしありがとう。私のポケモンスリープは先週から始まったといっても差し支えない。私の中のポケモンスリープ歴はヌオー前とヌオー後で表現されるだろう。

ヌオーさんはすべての答えを持ってゆっくりとやってきた。私はなぜニンジャ料理に執着するのか。ヌオーさんがキノコだからだ。全キノコのヌオーさんを仲間にし、立派なニンジャ料理を作る。それが私のポケモンスリープで歩むべき道なんだ。完全に理解した。本当に、わけもなく(一応自分なりの目的はあったけどさ)何かに執着することは、結局何か大事なものが先にあることを示しているのだなと心底思った。無意識とは凄まじい。迷いなく実行できていた自分を褒める。

ずっとヌオーさんの登録を待っていた。登録されるとしたら、どんなステータスだろう?と妄想していた。きのみや食材を「取る」イメージがないから、他者回復系のスキルとくいかな?と思っていた。貯めるイメージはあるけど、収穫など、ヌさんから何かに働きかけるイメージはなかったから。よく考えると、その点はウツボカズラ(ウツボット)もそうで、虫が口の中に入るのを待つウツボットは食材とくい。受動的な性質を持つポケモンさんは食材とくいになるとして、キノコは一番受動的でいていい食材。パラセクトの例もあるし、キノコ側が能動的だからだ。こちらの能動性が不要な食材といえるので、ヌさんにぴったりなのかもしれない。

他者回復系のスキルとくいだと思った理由はもうひとつある。ヌオーさんはどくどくを覚えられるので、相手をもうどくにして自分はじこさいせいで回復を重ねて、相手がくたばるのを待つっていう遊びをバトルタワーでしていた(暗いね)。なので相手に作用するスキルは全然変ではないと思っていた。
(私がとくべつ陰湿で捻じ曲がっていてねちっこい性格なわけではけしてなく、どくどくは誰もが使うものなのだ)

スキルとくいではないのなら、自己回復系はとても自然だと思う。週末の食材集めの時にも非常に重宝するげんきチャージさん。げんきチャージは正直最高と思う。嬉しいなあ。自分の好きなポケモンさんに対して、活躍させられるイメージを持てるのは本当にありがたいと思う。なによりもまず登録されたことがありがたいしな。目下の目標はヌオーさんと1,000時間眠ることだな。楽しみ。楽しみで眠れない。

弓野

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