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大人ってズルいよね

少し前に、Twitterでとある本を紹介してもらいました。
その前にTwitterで色々話をしたんだけど。

自分の感情を一般化するのって危ういよね、という話から、佐藤雅彦さんの書かれた、毎月新聞という本を紹介してもらいました。

毎月新聞。写真はchicago coffeeeさんよりお借りしました。

実はまだこの本読んでいません。
なのにどうしてその本について書くの?と思われる方もいるかと思います。
読んでいないと言うとちょっと違うかもしれません。この本、表紙に連載1回分の文章がマルッと載せてあるのです。
その表紙の文章を読んで思ったことを書いてから、手に入れて読んでみようかな、と。そんなことを考えたのです。

表紙には、じゃないですか禁止令と題された文章が載っていて、佐藤さんが、職場のアルバイトの女の子に、私達学生って、こう言うのに弱いじゃないですか?と聞かれて驚いて、何と返して良いかわからなくて、困惑してしまったとありました。

不安になると同じ意見や考えの人を見つけて安心する、という感情はわかります。自分自身もそんな時が無いわけじゃないです。
ただ、みんながみんな、同じ意見とは限らない、それが現実。

〜じゃないですか、と前置きするのは、不安を少しでも和らげたいのだろうな、と思います。
じゃぁ、どうして不安になるんだろう、と考えたとき、少数意見が否定されがちな世の中の在り方が大きく影響しているんだろうな、と感じる場面が多い気がします。

人数が多い意見が正しい、という風潮に少し疑問を持ってみること、若い人が自分の意見を自分のものとして自信を持って言えるように年長者が導いていく必要があるのではないかな、と思うのです。

この、毎月新聞の表紙の文章を読んで、みんなにそう言うのはやめませんか、と伝えるのも大切かもしれないけど、じゃないですか構文を聞いたときに、え?そうなの?それってあなたが、ってことでいいのよね?そうじゃない人もいると思うし、あなたのこと、として伝えてもらった方が、こちらも話しやすいし、意見を伝えやすいですよ、とその時に伝えて、考えるきっかけを作っていくのが大人の、年長者の役割なのではないか、と考えたりしました。

多くの大人は嫌われたくなくて、直接伝えることを躊躇している気もします。
自分も含め、大人のそういうところってズルいよなと思う今日この頃です。ズルいところは善処しないとですね。

さて、毎月新聞をゲットするべく、ネットショッピングしますか。

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