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恋するように旅をして 旅するように仕事する

電話が鳴ったのは舞鶴のビジネスホテルの部屋だった。私の本を読んで、HPを見て問い合わせしてくださった。全く共通の友など繋がりもなく、本のみで糸電話が引かれた。私は感謝の気持ちと同時に不思議な感覚に襲われた。

自分が執着しているもの、例えば日々の雑多な時間やこだわりを手放すと何故かそういう時にいつも穴が空いた真空に引き寄せられたかのように新しいことが飛び込んでくるのだ。

前日に急遽決めた舞鶴への前泊入り、コンフォートゾーンから離れて日常から少し遠い場所に自分を置く。

家にいたら、あれもしなくちゃ、この仕事も片付けなくちゃとしがらみがまとわりついてくる。だから無理矢理、お気に入りの本を1冊携えて知らない町を歩いて見たくなる。

12月はそんな引き寄せの波がびっくりするような経路で次々と起こり、個人事業主として掲げている5つの仕事、キャリア、FP、保険、起業支援、和み彩香を同時進行で取り組ませてもらってる。

フリーランスはどうしても波がありそのリスクヘッジに複数組み合わせているのだけど、どうしたことか今回はそれぞれの波がいっぺんに押し寄せてきている感じ。

本を出して1年、その時だって1年間東京に通おうと決心したところが始まりだった。因みにその目的と出版は全く関係なかったのに…その不思議な連鎖は、いつも私が遠くに移動するとやってくる。

「恋するように旅をして、旅するように仕事する」

このキャッチフレーズの看板をまたそろそろ掲げたくなってきた。まだまだ遠出をするには不自由さは伴うけれど手放し自分を解き放つことと旅は私にとってセットで不可欠なものなのかもしれません。

見知らぬ土地での不思議な出会いの日々。
待ち時間で「退屈」という時を慈しむこと、その地その地で錨を下ろし、少しだけ現地の人に紛れて生活を味わってみる。

そんな旅が世界で自由にできる日はいつなのかな?
この感覚を錆びて忘れないように、今できる旅を楽しもう。
サグラダファミリアの完成をこの目で見届ける日まで

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