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人は何故変わることを怖がるのか

 今が幸せであればある程、この日々がずっと続きますようにと願ってしまいます。潜在意識がそう思わせるのか「変わる」ということについ身構えてしまうのです。
 でもその一方でわたしの心のどこかで分かってる。未来永劫変わらないということなんてできないと…
 生きとし生けるものとしてこの世に誕生した限り、人は細胞分裂を繰り返し成長し、いずれ朽ち果てていく運命なのですから。
 そして自分が変わらないとその場で立ち止まり、足を踏ん張ったとしても、人生という名の川は留まることなく流れ、変わりたくないと叫ぶわたしを他所に、どんどん水は流れ、周りが変化していってしまいます。
 何故人は変わりたくないと願うのでしょうか。
 今、巷のあちこちで囁かれている、地の時代から風の時代に変わる節目なのだというお話しを聞いたことはありませんか?「所有」が幸せの判断基準だったといわれる地の時代が250年続いていたところから今年の12月には風の時代へとパラダイムシフトが起こるというのです。
 風の時代のキーワードは「共有」情報、コミュニケーション、複業、もこの辺りから意味合いが変化し、これまでの当たり前が当たり前でなくなる現実味を帯びてきたのでしょう。詳しくはこちらを
 常識だと思っていたことがどんどん覆される現実が続くとついそうなのかなぁと思ってしまいます。あるはずのオリンピックはなくなり、コロナで自由に移動していたことも遮られ、働き方はリモートでも差し障りがないことに気づき、終身雇用制度も過去のものになりつつある。
 そしてその変化に心がついていけない人が増えているようにも思えるのです。
 それでも容赦なく時は流れ、どんどん新しいことを受け入れていかないといけない日々がこれでもかというほど続く日々が風の時代なのだそうです。
 そろそろ、覚悟を決めてその流れに身を委ねる時なのかもしれません。
 「所有」から「共有」になるのなら、潔く物質的な価値観は手放し、その流れに添い、自分の内側にあるものを見つめ直す機会に捉え直そうと思いました。所属や立場などを手放すのは怖いけれど、フリーになった時、空中に漂う心地よさを感じられるかもしれません。


 そしてそれでも決して変わらない、なくならないものがわたしの核として何が残るのか、それを見てみたいのです。
 以前、ユダヤ人の教えの中でなるほど、と思ったお話があります。お金や地位、自国すら簡単に人は奪うけれども、その人の教養、経験は誰にも取られない。だから教育に力を入れると。
 この風の時代をしなやかに泳ぐために、自分にとって大切にしたいもの、変わらないもの
今一度見つめなおしておきたいと思います。

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