ハリネズミの極意❤️

人は本当に我儘で
あれだけ好きな人の側に居たいと願っていても
その環境が当たり前になると窮屈に感じたりするものなのですね

結局お互いハリネズミのつがいのように
適度な距離感を持ってるぐらいが良い塩梅なのかもしれません

少し他人行儀なくらいがいいの
ふとした時に発せられる砕けた言葉や
滲み出る甘い言葉ひとつでときめきを感じることが出来るから

例えどんなに嬉しいセリフを囁かれたとしても
その言葉が発せられた瞬間から
その言葉はもう過去のものとなり、
結局「今はどうなの？」って何度でも確かめたくなってしまうから

目を閉じて柔らかな空気を感じるのです
2人の棘がちょっと丸く短くなって互いの距離も少しずつ縮まっていることを

言葉なく肌が触れそうで触れない程度に寄り添うのです
刹那的に今の享楽に溺れるより
未来のトキメキに心を泳がせて

そのひと時が最高に心地よいのです