揺さぶりの極意
心配性のあなたの前ではどこまでも
気ままでわがままな私でいるのです
「お気楽だなぁ」と呆れ果てている背中に
確信犯のようにぴったりと張り付くのです
染み渡る体温で心も少しずつほぐれていくのか
仕方がないと諦めて
私のおねだりに耳を傾けてくれる
なかなかタガを外せないあなただから
多少の揺さぶりでは
身を崩せないこと知ってるの
感情より理性を優先して生きてきた
それが正しいと信じてた
でも時折息苦しくなるのよね
マスクをきっちりしているからだけではないはず
そんなあなたの誘発剤になってあげたい
中々踏み出せない一歩も
私が危なっかしすぎてつい手を出してしまうでしょ
そうして2人で知らぬ間に
目の前のハードルを飛び越えてしまうのです
いつしか2人の時は
マスクもすっかり取り払われている
kissにマスクはおじゃま虫なんですもの\(//∇//)\
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