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「安心」は動かないこと?

「コンフォートゾーン」からの脱却
それは心地よい場所から如何に離れるかということ

友が軽やかにそう言い残して
住み慣れた街から飛び放たれていきました

驚きつつもこころの片隅で羨ましいと思う私がいます
その根底には、生まれ育った故郷
長崎を18で飛び出した根無し草の感覚が
やっぱりこころの奥底で眠っているから

今が幸せであればあるほど
そこにとどまっているだけで
水がよどんでいくことを見ているのが
辛くてたまらなくなるから
安定という人生から逃げるように
自分の人生をいつも軽く欺くように生きてきたような気がします

それでも、年を重ね、しがらみが自然と増えてきたここ20年は
子どもたちを育てることに必死で
夢中で同じ場所でとどまって生きてきました
そこで溢れんばかりの幸せをたくさんもらってきました

春の兆しとともに
そろそろ騒ぎの虫がうずいてきているようです
神さまのいたずらか、風向きもここに納まることを許さないようです
自分を裏切る旅をそろそろ始めましょうか
それは最も素直になっている瞬間なのかもしれません

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