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「ちゃんと」や「スムーズに」が通用しない子育てから学ぶこと
わたしは、目的に対して計画的に着実にやっていくタイプであり、それがわたしにとっては心地よく得意とすることでもある。
例えば
予定の時間までに準備をすませて向かうとか、
期限のある事に対して、逆算して順序だてること、その段取り、もしもの為の対策を考えておくことなど
大人として当たり前にもっておきたいこういうスキルは、自分の特性と経験の中でそこまで苦労せずに自然とできるようになったなぁと思う。
それが、
どうしたことか、子育てというフィールドではまったくといっていいほど通用しない。
土曜日の今朝は、
数日前から眼の違和感をうったえていた息子が、改めてその痛みをアピールしてきて。
明らかに腫れている。
ものもらいか。。。
朝はゆっくり本を読もうかと思っていた期待は見事チャラになり、眼科受診にむけて今日のスケジュールをたてなおす。
幸い眼科が土曜日もやっていたので、さっさと準備を済ませて、なんなら1番に受付をしたいところ。
土曜は混むことが予想されるので、とにかく早く向かいたい!
義母に娘ふたりをみていてもらう事を段取りして、朝ごはんの片付けと自分の身支度に集中したい。
ちなみに、夫は朝早くから出勤していて不在。
そんな母の
気持ちの切り替えやスケジュールの立て直し、意気込みなどの忖度などは子どもたちにあるわけもなく(笑)
毎週楽しみにしてるおさるのジョージを最後まで見たいと言う息子と、
なかなか歯磨きと着替えをしようとしない娘ふたり。
そこにイライラしてしまうわたし。
こういう母の空気感はわりとキャッチしやすい子どもたち。
しかし!!
子どもというのは、母がこういう状態になると
「不安」になるもので、その不安の裏返しとして、
逆に甘えてきたり、たとえば着替えや歯磨きなど、本来自分でできる事を「お母さんにやってほしい」と求めてくる。
それが母のイライラを助長する。
なおさら子どもたちはぐずりだす。
このループに入ると、お互いに気持ちの切り替えが難しくなってくるんですよね。。
これはワンオペの時におこりがちなループで、
ここで片付けや準備をする人と、子どもの気持ちを受け止める人と分担ができる状況であれば、お互い気持ちの切り替えがスムーズにできたりするなぁと、経験からは思います。
今日はまさに、そのループにはまってしまい、時間は過ぎていくし、事はすすまないしで、途方に暮れてしまいました。
準備をして家を出るという
ただ、それだけのことが本当にむずかしい。
そう、
子育てにおいては、
予定通りにいかないとか、スムーズにいかないことが大前提で、
何事も「ちゃんとしよう」と思うと、ものすごく自分も子どもも苦しくなるのです。
そして、「ちゃんと」する為に子どもの気持ちや子どもの都合を無視して支配することはわたしは絶対にしたくないこと。
だからわたしは、
ちゃんとしない事を、いつも鍛えられているなぁと思います。
何が大切なことなのかをいつも考えさせられる。
たぶんそれは、柔軟にしなやかに、したたかに生きるうえで必要なスキルで、
わたしがこれまで持ち合わせていなかったもの。
子育てをしながら、本当に鍛えられる毎日です。
家を出る直前に、一応と思って眼科に電話して、
「祝日なので休診です」
と言われたときには
なんて厳しいんだ、子育てって。。
と、また1つ、鍛えられたなと思ったのでした。
今日もがんばるぞ!
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