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対面【ことばto表現ラボ】第1回開催レポ 〜水と自由絵の具アート〜

なんとなんと!!

2023年9月より
フランスの自宅にて
対面開催"ことばto表現ラボ”
させていただくことになりました。

自宅開催なので、キャパが小さく
ご縁で繋がってくださった方との場となり
参加者さん募集などはしていませんが

ここでの活動で感じたことや学びを
感動が心に響いているうちに
残しておきたく記事を書いています。

月1回 発信していけたらなと想います。



◆対面"ことばto表現ラボ”が始まるきっかけ



フランス在住の我が子の日本語環境・・・作ってあげたいなぁ。


前々から、

アートでクリエイティビティー溢れる場で

自然と日本語を使う機会があれば最高だな〜。。


他の子どもたちとの関わりの中で学んでいける場があったらな〜

日本語✖️アートできたらなー。。なんて思ったり〜


でも、対面ワークショップで

しかも、我が子もいるとなると

なかなかエネルギーがいること・・

今までの経験を踏まえると

自分から始めよう!という気にはなれずにおりました。


私の大切にしている想いに賛同くださったり

子どもとアートの世界にワクワクしてくださる方と繋がれたら

何かできるのかもしれないなぁと思っていました。


そしたらそしたら

なんと嬉しい嬉しいお言葉をいただきまして

アートライターさんもされている素敵な幼稚園の先生と

一緒に活動させていただく運びとなりました。

こんな小さな街で、こんな素敵なご縁があるなんて感激です!!


今年、2023年1月1日
元旦にたまたま公園でお会いして・・
まさか、こんな展開になるとは!!
出会いとは不思議なものですね!!

◆ことばto表現ラボが目指すところ

少しずつ子どもたちが育っていってたら
子どもたちがイニシアチブをとって企画を考え
みんなで何かを作り上げるということができたらな〜

親御さんがお迎えに来られた時に
一日取り組んだことを1つの形にまとめて
発表までできたらな〜という目標があり

このような活動を通して自然と日本語も深めていけたらな。

どんな風に場を作っていけるんだろう?とワクワクしています。


◆第1回開催レポ 〜水と自由絵の具アート〜


初回ということで
子どもたちもお顔合わせドキドキ♡

庭のプチトマトをちぎって
お水に入れて遊んだり
少しずつ、お友達を知っていく。

9歳長女が小さい子をよくみてくれて
お絵かきグッツなど早速提案してくれていました(笑)

ちょっと慣れてきたら

Y先生が、今回のテーマ
”水”に関する絵本を読み聞かせしてくださったり
水の音を聞いて、想像膨らませて楽しみました。

水の音を聞いてとっても嬉しそうな子達

小川の音、バシャバシャ
いろんな言葉が聞こえてきたよ。


あ、「お腹すいたー」という声も聞こえてきたよー(笑)


新幹線並みのスピードで食材を並べる準備に必死な私と

パンを焼く時間も
”どんな音がするかな〜?”って働きかけてくださっているY先生

さすがです!!!

お昼は、食材でアートのつもりが
みんなお腹すきずぎて、それどころじゃなかったので(笑)

食べて食べて〜〜♫という感じだったけど

何も言ってないのに「ロボット」を作って食べているお友達も!

自分で作って食べると美味しいよね。

みんなもりもり食べていました^^


お腹が満たされると
「ねーアートまだ〜〜?」の声が聞こえてくる。(笑)


13時に始まるアートタイム♫

絵具の準備をしている間に
お絵かきをしてもらっていました。


それから
赤、青、黄色、白の4色から
みんなに自由にいろんな色を作ってもらいました。

とっても楽しそうに色作り、子どもたち大好きだよね!!

一人の世界を楽しみつつも
みんなと一緒にいる空間を楽しんでいる。


忙しすぎでメモれなかったけど、
ほんのすこし子どもたちの発した言葉をメモしていました。

Aさん
きいろ、あか、青、白 混ぜて茶色
灰色なった 紫ある 

Kさん
ロケット発射
色が変わってる
ねぇねぇ、色が変わってきてる
可愛い色になってる!

Lさん
これはバトー

Yさん
ジョン ダンルブルー (青色の中の黄色)

Tさん
泣いてるよ。
泣きすぎて小池ができちゃった。


楽しさと喜び、ワクワクや好奇心に溢れている時間
それぞれがやりたい。やってみたいを思いっきりできる時間!


そして、同じ空間に
お互いの色が重なったり混じりあったり
融合していくことを自然と受け入れていた子どもたち

誰一人、ここは私の!!!とか言わなかったんだよね。

これが1つの空間ではなくて
一人一人1枚づつ与えられた紙の中に
突然誰かが描いてきたら
「私の紙に描かないで!!」という声が聞こえてきたように思う。


1つの空間でアートすることで
こうやってみんなを受け入れて、調和して、優しくなって
自分の世界の一部になるのかなって思ったり。


一人でシャワーするんじゃなくて
一緒に温泉入る、みたいな感じなんだろうか?


第一回目に
ちょうど良い気候でこのワークができてよかったです。

青と、緑がお気に入りのKさん
青と緑のボトルを両手に持って
床に垂らして足で混ぜる。

青と、緑ちょうだい〜!というので
緑がないんだけど
緑どうやったら作れるかな?って聞いたら
「青と黄色!!」って教えてくれるようにもなり

遊びながら混色も覚えたりしてたよ。

Yさんは紫がお気に入りカラー
そしてお供の色は、黄色
補色でなかなか派手ないろでございます。

ちびっこは、色と戯れるのが大好きなよね。

自分の手も足も絵具と一体化していく
その不思議を体を通して味わっている。

一人が絵具を大量にこぼしたら
真似したくなる子どもたち。

いいよ!いいよ!
綺麗なお池ができたね〜!

ねぇねぇ葉っぱが浮かんでる。
かえるがいる気するんだけどどうかな?

「かえるいる!」と始まったら
すきにまたやり出した。

うんうん、やってみたいよね。
やってみたいことやってみよ。

池に、川に、涙に 
水のテーマとつながっているなぁ〜

そんなこんなしてると、
みんな夢中になりまして
シートの上が満遍なく御池になりまして・・・


大きい子たちが、一旦退散しておりました(笑)

お外で絵を描いたりしているなと思ったら


絵具のところにもちょくちょく戻ってくるので

もしかしたら、まだやりたいのかも?!


よくよく聞いてみると

足がぬるぬる嫌だと・・・

「じゃぁ、ここを拭いて綺麗にしよっか?」


一生懸命ふいていると
ふいたところにまた絵具飛び散ってくるべ・・

それをみていた9歳女子は考えた。

これを敷いて道にすればいい。
御池を眺められる道!!


うんうん、互いを尊重しつつ
自分の心地よい場所を作ること
自分の世界を作ること
こうやって学んでいくんだよね。

また全員が絵具遊びに戻ってきて
今度は板に色を塗ってみたり
気がついたらまたみんな絵具だらけになっている(笑)


90分後に
「疲れた〜もうおしまいする〜」と言い出した子に

「そうだね〜!終わりにしよっか♫
あ、この雑巾あるけど拭いてみる?」と試しにいうと
大喜びで雑巾を持って拭き出した。

疲れてたのに
また力が湧いてるー!!

そして、みんなが雑巾で拭き出した!


雑巾絞りもギュギュギュっと
小さなお手で可愛くってしょうがない。。

最後までやっていたのは
最年少の3歳と最年長の9歳

9歳娘いわく
「3歳のLちゃんは、私が一緒だから最後までできた。って言ってたけど、私はLちゃんがいたから最後までできたんだよ。」と

あーそういうのある。
誰かと一緒だからできるってこと。

一人だと湧かない力が、
信頼してる誰かと一緒にやることで湧いてくるんだよね。

これが共に活動する。ってことだよね。


子どもたちの2時間近くの活動後
少しお片付けをしておやつの時間

大人の私たちもまるで
スポーツをしていたかのように(笑)

子どもたちと一緒に
「おやつのスイカが体に染み渡る〜
 大仕事しましたね!」と笑い合いました!


みんなが集まって一つになった絵

どこも可愛くて、愛おしくて
剥がせないよー


こんな素敵な時間を過ごさせていただけることに感激です。

初回は、色々と段取りや進め方、
みんなの様子みながらの手探りでしたが

毎週やりたい!!と思うくらい
楽しませていただきました。


子どもたちの行動、創造活動への姿勢、やりとり
その純粋な世界が大好きでたまりません。


ただのぐちゃぐちゃ遊び
こんなことやらせて何になるんだろう・・
って思う大人も多いと思う。

だけど、このような活動を通して
子どもたちはいろんなことを感じて
考えて、学んで、成長しているのです。

アートを通して
何かに夢中になる時間を過ごしたり
自分なりの表現方法に出会ったり

ただただ楽しかった。
そんな原風景が将来どこかで
何かと繋がる時もあるかもしれません。

子どもたちとの丁寧な関わり方
こんな大胆アートにも付き合って
サポートくださったY先生には本当に感謝です。

そして、このような活動をご理解してくださる
素敵な保護者の皆様、ありがとうございます。


子どもたちの未来が幸せで豊かになるものになるように
少しでも私にできることあればできたらなと思います。

また次回も楽しみです!


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インスタグタムでも発信しています。
@yumi_kodomo_art_life
https://www.instagram.com/yumi_kodomo_art_life/

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