さくらももこ展 横浜 長崎

子どもの頃、さくらももこ先生の作品を完読して、ちびまる子ちゃんのコミックを100回読みこむほどのファンだったので、家から近くの横浜そごうでさくらももこ展が開催されると知り、慌ただしいGW期間中で体調不良にもかかわらず、時間を作って行ってきた!展覧会を見る前に展覧会とコラボしているレストランでランチしました!コラボメニューであるさくらのソーダとコジコジのクレープは想像以上に美味しかった!関東では横浜のみでの開催のせいか平日でも人が多い!展覧会で、一歩足を踏み入れたところにある挨拶文を読み進めていたら、代表に息子さんの名前があるのを見て、それだけで崩れ落ちそうなくらいの衝撃を受けた。展示されている作品は、コミックを100回読み込んでいるので、全部見たことあるものが並んでいるのだが、涙が止まらなくなり、ずっと泣きながら笑って一周した。知らなかったことといえば、さくらさんがオールナイトニッポンのMCをしていたことぐらいだった。途中、天井からエッセイが吊り下げられていて、なにもない高校時代を過ごすというような文章を見て、私と同じだな、と思いながら何もなかった自分の学生時代に思いを馳せた。展覧会を出たところにグッズ売り場があり、展覧会を見た人でなくても購入できるようになっていた。スーパーボールのガチャガチャを3回やって3色のスーパーボールをゲットして帰ることにした。人が多くてじっくり見れなかったので、もう一度行きたかったのだが、開催期間が約1ヶ月と短かったので、行けずに終わってしまった。

その年の12月、SNSを何気に見ていたら、故郷の長崎県で年明けの1月末からさくらももこ展が開催されると知り、帰省した際に行ける!展覧会をまた見れることになった。長崎は長崎県美術館での開催で、大学時代にアルバイトをした思い出の場所でもある。関東では横浜(現居住地)だけ、九州では長崎(出身地)だけの開催と知り、どちらにも行ける今の私に何かを伝えようとしている気がする。しかも長崎は地元出身、谷川史子さんのトークショーが開催される!私は子どもの頃からたくさん漫画を読んでいて、ここ数年で急に漫画に対する情熱が冷めて全く読まないのだが、大人になってから思い出す恋愛漫画は谷川史子さんの作品なのだ。漫画家さんのトークショーに行くのが長年の夢だったので、思いがけずその夢も叶うことになった。トークショーは事前の抽選だったが、無事当選して、トークショーの前日に展覧会を見に行った。見る前に美術館のカフェで長崎限定の苺パフェとラテをいただきました。2度目の展覧会は落ち着いて見て回れたが、さくら先生の魂がこもった作品に圧倒されて設置されている椅子に座り込んだ。その日は展覧会図録を購入して、長崎県限定のしおりをゲットして、スーパーボールのガチャ一回だけ回して帰宅した。谷川史子さんのトークショー当日、整理券のために朝から1時間並んで4番の入場券をゲット!トークショーは最前列のど真ん中の席を取り、目の前で谷川先生のトークショーを見ることができた!谷川先生は雰囲気も話し方も話す内容も可愛い方で、終始緊張していることが伝わってきた。トークショーは集英社でさくら先生と谷川先生が活躍していた時の編集者の方と谷川さんとの対談で、1993年、りぼんが一番売れていた時のお話は大変興味深かった。りぼん過去最高の売り上げは若者の夢と情熱が詰まっていたんだな、と感じた。編集者さんは、さくら先生は断トツ文章を書くのが上手で才能があったんだと話していた。谷川先生はさくら先生と一緒にライブに行ったこと、先生のアパートで美味しいお好み焼きを焼いてもらったこと、まるこの絵をプレゼントしてもらった思い出話をしていた。谷川先生がさくら先生と一緒にりぼん編集部に遊びに行った時、さくら先生が会話のどこかがツボにハマってしゃがみ込んだ時に見えた白いうなじに谷川先生はドキッとしたという話をしたら、編集者の方が「僕はさくら先生を女として見たことないです」と言っていて、天国からさくら先生が「おい!」と突っ込んでいる姿が目に浮かんだ。展覧会が終わってからは図録をペラペラめくる毎日を過ごしている。さくら先生のいない味気ない世界はつまらないですが、まるこを土台にした私の人生は続きそうです。

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