小さいことが大事だと思います。たとえば入浴介助時の洗髪。
私がケアマネになった時、社長(ケアマネ管理者・訪問介護併設)が、ヘルパーの仕事のコツを話していました。「この人はきちんとしてくれているという印象を残す」こと。たとえば掃除のサービスなら洗面所の鏡をきれいに拭き上げてくる。目立つところよ。と。
第一印象が良いとその先も上手くいく可能性が高くなると、私も思います。
洗髪から始まることが多い入浴介助
洗髪、美容院や理髪店でプロにサービスを受けたことがあるはずです。
美容院へ行った時に、「この人洗髪が上手だ」「そう上手くない」って感じたことはありませんか?
入浴介助の時に、気持ち良い手順を踏んだ洗髪をすると、
「丁寧に洗ってくれている」利用者様が感じていることが分かります。
お互いに満足です。
手にシャンプーを取り、泡立ててから1~2分丁寧に指を動かすだけです。
私が気にいった洗髪
そのケアマネ事業所の近くの美容院では、夫がカット上手く、妻が洗髪専門でした。その洗髪が気持ちよく、指の動きや手加減を覚えました。
まずは自分に実践
自分の洗髪の時にまねて実践していました。
入浴介助の時に洗髪方法を実践してみた
ケアマネ以前の訪問介護や特養での介護をしていた時は、入浴介助もしていたけど、洗髪について考えずにいたと思います。
4年前ケアマネをやめて、特養で入浴介助と食事介助のパートをすることにしました。(その後ケアマネに戻りますが、)
その入浴介助時に、丁寧な洗髪を実践してみました。
と言っても他の介助職員よりそれほど長く洗っているわけでもありません。
身体をどう洗うより頭皮をどう触られるかって「目立つところ」です。
満足を感じてもらえるツボです。
一般浴ではとくに満足していただけたと思います。
気になる所はございませんか?も付け足して。
機械浴でも、会話ができる方だと、良かったわ、大丈夫よと。
会話ができない方にもたぶん満足していただいけたと思います。自己満足?
私の指の動かし方
洗髪の基本は毛穴の汚れを二方向から洗うこと
美容師さんは多分、やっています。でも、個人差があると思います。
自分がされて気持ち良い、上手い美容師さんの技を盗みましょう。
美容院で洗髪を多くしてもらっている方はとくに、
「あら、プロのやり方をきちんとしてくれている」と思っていただける。
そうでなくても、気持ち良いと感じていただける。
自費ヘルパーでも
昨年12月からの自費ヘルパーの仕事開始は、介護保険申請中の方の入浴介助でした。まず、洗髪で喜んでいただけると、スムースに進みます。
喜んでいただけるだけでなく、自分のやりがい
調理の場合、材料・嗜好・器具・調味料等さまざまな条件があります。
その中でも、喜んでいただける料理をすることを目指していますが。
洗髪は、ほぼ条件がないと思います。
「満足していただける」実現可能性が高い場面です。
私に担当してもらって良かったと思ってもらおうと思うと、モチベーションが上がります。