見出し画像

親になる幸せ

   親になってみて親を感じることたくさんありますね。親になるっていうことは心の在り方が結構大変です。かわいい。愛おしい。けれど毎日くたくたです。子どもってすごい。パワーがすごい。

 「さわらないで」「片付けて」「早くして」・・「しないで」という概念をわすれてみると少し心が楽になります。子どもが大好きなのに、イライラしてしまった瞬間、罪悪感を感じてしまいます。でもイライラすることを日常化してしまうと罪悪感は消えていきます。大好きなはずなのに。

 日常の中に自分の中のどの気持ちを取り入れていくのか。子どもにはわざとするなんて器用なことができないのですから、大人の感じ方を変えていく工夫ができるといいなと思うのです。

 12時にお昼をたべることもない。歩いている周りには好奇心がいっぱい。でも大人の視線では見えないこともあふれているものです。てんとうむし、小さな花。いつか、気にしないで歩くようになるのだから、「まあ、いいね」今だけ。そう思うようにすると、わたしは心がずっと楽になりました。一緒に雲をみて、雲に流れがあることが不思議な感覚だということを感じてみました。ただ、小さくうごくてんとうむしをじ~とみました。何の意味があるかなんて、追及するのをやめました。

 自己啓発の本を読む暇もないし、子育て本を読む暇もありません。毎日毎日、絵本を読み続けました。小さなふたりが両側にいるその心地良さは、子どもたちの心も穏やかにしていきます。しあわせを感じながら読む絵本にはおだやかな音となって心に届きます。子どもに寄り添うと、心で感じることがあり、それが子育て中の栄養だったように思います。孤独な子育てですが実はいつも一緒に子どもがいるから決して孤独ではないのです。

 今、つらいなと思っているかもしれません。だって、子育てはそういうものだから。がんばっても結果はすぐにはでないし、正解なんてないはずなのに、いろいろ言う人もいます。誰かと比べるなと言われても、気になることはありますね。まだできないことが気になります。動きすぎても気になります。世の中にはそういう情報にあふれています。

 でも心配事であふれているのも、もったいないです。未来の心配事で今の最高なことを見逃すのはもったいないです。

 子どもは自由です。自由を選択しすぎると放任になります。でも、自分に余裕ができれば、放任にはなりません。共感する機会がたくさんあるからです。もっと勉強もさせたい、カードもみせるべきだった?戻ることができない「時」は後悔することもあるかもしれないけれど、選択した時間はそれぞれの正解ではないでしょうか。

 今を笑顔で生きる。いいな、すごいな、素敵だな 笑顔のなれることは実はいっぱいあるものです。

 何を見ますか? 少し視点を変えてみると見える世界が変わるかもしれません。

 赤ちゃんは親を選んでうまれてくるそうです。うれしいですね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?