誉田龍一

誉田先生、上田君、信じられない。。。

誉田龍一先生、上田君が亡くなったらしい。何がどうしてどうなっているのか全然、理解できていません。

中高同窓の時は親しかったわけではないのですが、東京での同窓会で言葉を交わすようになりました。

とても親切な人で、嫌がらず万年幹事を務めてくれ、いつも皆を笑わせてくれる、恐ろしく本を読む方で、歴史をはじめ兎に角何でも知っていて、何だったか賞をとって職業作家になられました。

昨年、知り合いの先生の教え子の高校生が作家になりたいというので、会ってアドバイスしてくれる?と、ダメ元で尋ねたら二つ返事で引き受けてくれました。

喫茶室に座るなり、もの凄い情熱で、もの凄い密度の濃い話を、息つく暇のない勢いで、2時間以上話し続けて下さいました。

喫茶室の方に、閉店ですよと何度も言われて、やっと腰をあげたような勢い。

好奇心について、読書について、良し悪しの評価主体について、最後まで書ききることについて、構成について、プロットについて、人間関係について、批判的に受け入れることについて、挑戦し続けることについて、へこまない・あきらめない・分析しすぎないことについて、語り続けてくれました。

すごいな~、ほんまもんのプロやな~と感心しながら、お話を聞いている最中に、ふっと

「作家というのは、仕事ではない」

とおっしゃるので、ビックリしました。

人生の積み重ねから生まれてくるもので、生き様そのものだと言いたかったのだと思います。

強烈な印象を残しました

上田君の言葉を僕の中で、生きさせます。

やはり信じられない。

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