岐路に立つ定期開催型セッション撮影会

2023年の1月末をもって東京Lily(@tokyolilystudio)のセッション撮影会が一旦終了という話を聞きました(*1) ので、今回は定期開催型セッション撮影会について考察してみます。

フレッシュ撮影会とGスタ

まず、現在東京で定期的に開催されているセッション撮影会を見ていきます。2つありまして、フレッシュ撮影会(@fresh_akiba)Gスタ(@gst_tokyo)です。

フレッシュ撮影会は業界最大手で経済力もあることから、全国的にも唯一…と言って良いでしょう…毎日セッション撮影会を開催しています(時間制)。

Gスタは平日は2~3日に1回。土日は毎週開催です。毎回衣装テーマを決めてそれに則った形でセッション撮影会を開催しています(部数制)。

以前はフォトジョ撮影会というのもあったのですが、現在はこの2つのみです。

セッション撮影会は衰退傾向

で、フォトジョに引き続き東京Lilyがセッション休止となったのか?

それはやはり定期開催型セッション撮影会が儲からないということに尽きるのではないかと。沢山のモデルを出演させることにより利益率の低い商売なので、フレッシュのように経済力のあるところならまだしも、なかなか新規で参入するところは無いのではないかと。

また、数年前からのCOVID-19で大きな影響を受けたのもこのタイプの撮影会で、特に2020年頃は軒並み中止に追い込まれたのは記憶に新しいところです。

今後も絶対伝染病が流行らないということは無いと言えないですし…このようなリスクも抱えることになり、更に新規参入の障壁が高くなっていると言わざるを得ません。

生き残りはサバイバルグラビアオーディションのセッション撮影会

今後、定期開催型セッション撮影会が生き残りを模索するとしたら、所謂サバイバルグラビアオーディションでのセッション撮影会を積極的に開催していくことでしょうか。

このタイプの撮影会では、参加者が普段に比べて多くなることは勿論ですが、それに加えてオプション収入となるチェキを爆買いする為、通常のセッションに比べて利益率が相当上がることになり、非常に美味しい商売です(*2)。

予選と決勝。3か月~半年続ければ大きな収益となるのは間違い無いですね。

やはり定期開催型セッション撮影会は必要

モデルや事務所にとってはこのような定期開催型のセッション撮影会はいわばプロモーションの場でして、ここで知って貰って個人撮影会に来てもらったりDVDを購入したり、(ライブアイドルであれば)ライブに来て貰う訳で。いわばテレビの番宣番組のような存在ではないかと。

そのような場が無くなれば、特に新人にとっては大変厳しい状況になる訳でして(*3)。 やはり、定期開催型のセッションは今後もあるべきだと私は考えています。

(脚注)
*1
公式にはセッション完全終了とアナウンスされていないので、今後他のスタジオを使用しての復活というのも有り得るので「休止」という表現を使っています。

*2
サバイバルグラビアオーディションでの審査対象の一つとしてチェキの販売枚数というのがあり、それで爆買いが発生します。まぁ、サバイバルグラビアオーディション自体にも問題が無い訳ではないのですが…それはまたの機会に書きます←

*3
新人のプロモーションでいきなり個人撮影会に出演させる事務所もあるようですが、それは余程グラビアアイドルとして完成度の高い娘でなければ全枠埋まるということは無い訳で。それを考えれば最初はセッションから出演させたほうが良いのでは無いかと。

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