花火を見ていると涙が出そうになるのはなぜだろうか

夏の終わり。
気づけば学生最後の夏休み、8月が終わろうとしている。

8月ある日、花火をみんなで見た。
最初は声を上げていたが、気づいたら花火に吸い込まれるかのようにじっと花火と睨めっこしていた。

涙が出そうだった。この時何も考えていない。
無心でただ花火を見ていた。
滴が思い出の中に落ちそうだった。

きっとこの生活が終わってほしくないと身体も思っているのだろう。

瞬きする間に終わる学生生活。

ずっと友達と遊んで語って旅行したい。

花火はすぐ終わった。

滴は思い出の中に落ちることはなかった。

夏はまだ終わらない




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?