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マイライフ:第15章:「電電公社民営化」

時の総裁が、今のように税金をジャブジャブ
使い続けると、いつかは第2の国鉄になると
電電公社の民営化をはかりました。
まわりは時期尚早であるとほぼ全員反対でした。
しかし時の総裁は英断を下し
民営化に踏み切りました。
1985年、新会社名「NTT」

民営化されると業者はどうなるか?
電電公社専属業者が解体され
自由競争となり、受注量が激減するのです。

大手ゼネコンは体力があるため
他の業種に比較的簡単に移転できるのですが
大手ゼネコンも自社だけでは仕事はできません。
その下には、「下請け」「孫請け」「孫請けの下請け」など
末端業者が存在します。
大手ゼネコンは受注量がへると
真っ先に下請けを切ります。
切られた下請けや末端業者には資金力がなく
電電公社いがいの仕事に転換することは
極めて困難ですね。
廃業した業者もたくさん出ました。

いつの世も時代の流れで犠牲になるのは
弱者なのです。

私の会社も仕事量が激減しました。
NTT部門だけではめしが食えず
設計2部の橋梁の設計などの
お手伝いをしていくわけですが
なにしろ橋梁に関してはこちらは
ズブの素人、肩身の狭い思いをしながら
年下の社員の指導を仰ぐことになります。
 
しかし、多大な犠牲を払いましたが
いち早く民営化に踏みきったため
現在の「NTT」が存在するのですね。
 
 
添付画像は今は無き電電公社本社
近くから見えた東京タワー


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