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マイライフ:第13章:「卓上電子計算機登場~PCへ」

SEIKO-S-8500に続いて
SEIKO-S-9100という卓上電算機が
登場しました。
配置台数は私たちの設計1部と
設計2部がある2階に1台のみでした。
これを皆で交代に使用しました。

これは高性能で、今まで応力度計算を
ノモグラムでひいていたものが
瞬時に計算可能になりました。
これもテクノロジーの進化なのですが
後のPCと違って、市販ソフトはなく
ソフトは自社開発でした。
開発は私が担当しました。
 
そして、いよいよパーソナルコンピューター
PCの登場です。
豊富な市販ソフトを揃え
応力度計算も簡単にでき
いままで構造計算を手計算で
おこなっていたものが
「FRAME」というソフトをつかえば
簡単にできるようになりました。
ただ、初期の段階では値段も高く
パーソナルとはいかず、2人で1台交代で
使用するという案配でした。
一人に一台になるには2年程度かかりました。
 
その後、WARD、EXEL の登場で
ワープロはなくなり
EXELで表計算が主体となりました。
材料表の計算でも、
1台しかないSEIKO-S-9100は
不要になりました。
EXELで簡単にできるからですね。
 
 
添付の画像は
かなり後年となるのですが、私の手がけた
EXEL による自動化設計まで進んでいきます。
しかしこれは地下構造物の特殊設計
なので、あまり利用機会は無いようでした。

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