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マイライフ:第20章:「山根壮で花のスライドショー」

山根壮の施設長が
「みなさんのなかで、なんでもよろしいですから
何か発表できるものはありませんか?」
と問いかけました。
実は山根壮でも娯楽ボランティアさんの
公募にいきづまり、
苦肉の策だったようです。
 
私は即座に手を上げました。
私は事務所に呼ばれ、話し合いとなりました。
私は当時からデジカメをポケットにしのばせ
「カメラ散歩」をしていました。
 
「私はデジカメをもって毛呂山町を散歩しています。
その時撮影した花を、スライドショーで
公開するのはいかがでしょうか?」
 
施設長は大いに喜びました。
何しろ山根壮には、大型プロジェクターと
超大型スクリーンを備えつけています。
山根壮のモバイルパソコンに
USBのデータを差し込むだけでokですね
 
私はちょっと不安になり質問しました。
「このような花の紹介は女性受けすると
思うのですが男性客の反発をかうのでは?」
「Oさん、大丈夫。山根壮の利用者さんは
8割女性ですから、そのようなクレームは出ません」
その言葉に安心して、スライドショーに踏み切りました。
 
問題は花の名前ですね。
現在のように、GOOGLE レンズがない時代
頼りは「知恵袋」ですね。
かたっぱしから知恵袋に質問しました。
30分以内で答えが返ってきたので
それをGoogle検索して一致すれば
その方がベストアンサーです。
私は貴重な質問なので、知恵袋
MAXの500点コインを投じました。
尤も知恵コインは、一銭にもなりませんが
名誉の称号として、知恵コインを
沢山保有したほうが、気分が良いようです。
MAX500コインは教えを乞う
儀礼と感謝の印ですね。
花言葉なども検索して説明に添えました。
 
それを台本にして、スライドショーを
行ったのですが結果は大成功でした。
 
次の年も依頼をうけ発表しました。
 
2年間山根壮に在籍したのですが
私にはここは若すぎると判断して、
山根壮は退会しました。
 
スライドショーの2度の成功から
その後、「もろやま動画クラブ」へと発展し
ボランティア活動に入ります。

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