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夢眠河原往復書簡、はじめに。

はじめに

この度、河原光さんと往復書簡を始めます。
去年の夏頃からやりたいねえと話していて、皮肉にも仕事が落ち着いた「今」になってしまいましたが……これはこれで、いいきっかけ。
有意義な時間にしていけるのではと思います。

河原さんはグループの仕事でご一緒して、そのご縁から「まろやかな狂気」の無印と2を全編デザインしていただきました。まろ狂の扉ページの一節を、全ての文章から抜き出してくれたのも河原さんです。私のいろんな無茶振りや突発的アイデアもゲラゲラ笑って実現してくれた信頼の人です。


でもなんで仲良くなったんだっけ?依頼したからだっけ?覚えてないんですが、きっとそこらへんも話していくことでしょう!

月4回、お互い2通ずつの予定ですが多い時もあるかもしれません。ある意味、まろやかな狂気の続編的な内容かもしれません。
かもかもかもで恐縮ですが、お付き合いいただければ幸いです。

夢眠ねむ


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みなさん
はじめまして。

グラフィックデザイナーの河原光といいます。

この度、以前から勝手に「心の同級生」と思っている夢眠ねむちゃんと、このような「往復書簡」という形で、やり取りさせてもらうことになりました。

ねむちゃんとの出会いは、もちろん「でんぱ組.inc」でのお仕事を通して、、、、

まぁ、こういうプロローグ的なことは、この先の話題になるかもしれないし、
このボクという人物に興味を持ってくれるのであれば、その辺はググってもらうとして。


そもそも、この「往復書簡」を提案したのはボクです。

ボクがねむちゃんのことを「心の同級生」と思っているのは、当然ながら理由があります。
それは、ねむちゃんが美大出身者であるから、という一元的な理由だけではなく、
ある分野に関してのモノやコトを観て、聴いて、感じてきてるなぁ、という「同じ穴の狢」的に思うことが多々あったから。
逆に「え?そんな風に考えてたんだ!?」と思うことも多々あったから。

そんなねむちゃんが同じクラスに居たら、きっと友達になりたかっただろうな、という想いからです。
そんなねむちゃんと交換日記でもしたかっただろうな、という想いなんです。


ねむちゃんの思考/発想はもちろん、実際に生み出す絵画/作品/言葉の数々に、年齢性別を超えたところでのリスペクトがあるから。
(そもそも、リスペクトの対象に年齢性別なんか関係ないに決まってるんだけども、その辺りの話はまた別の機会にでも、、、)

何かを「生み出す/作り出す」という行為においては、当然ながら年齢性別、そしてキャリアや肩書きなど何も関係ないので、ねむちゃんに対しては、聞こえないくらいの音量でずっと「ライバルだからね」と、今も呟いてます。
別に勝ち負けを競いたい相手じゃなくて、「アイツに『イイね』と言ってもらいたいんだわ!」というような、要するに認めてもらいたい相手という存在ですね。

そういう存在って、大切でしょ?


恋愛なんて、そういう「ボク(ワタシ)を認めて❤️」という感情のひとつの現象だと思うし、昨今流行りの「承認欲求」とは違う、対象と自分の距離というか、、、、
まぁ、これもまたいつか話題にしてみたい。


と、いうわけで、このような「往復書簡」というカタチを通して、ライバルであり、リスペクトするねむちゃんとお互いの距離感を探りながら楽しみつつ、観察対象への感情など、答えが出るのか出ないのか、そんなことは関係なく訊いてみたいし、話してみたいと思いました。

どうでしょう?

どうか、お付き合いくださいませ。

河原 光

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書店店主の夢眠ねむとグラフィックデザイナーの河原光が、日常や世の中についてやりとりしています。月に各二通目安です。

夢眠ねむと河原光の往復書簡です。

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