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お見送りは丁寧に

拝啓
河原さま

箱入りまろやかな狂気の完売が目前です。
これで、まろやかな狂気の”絶版”を、清々しい気持ちで見送ってあげられそうです。
河原さんのおかげで素晴らしい棺桶に入れていただけて、彼らも大満足でしょう!

以下、前も書いた話な気がしますが、
もともと出してくださっている出版社さんにわがまま言ってラスト重版かけたので、本当の本当に終わりなんだけど、最後にヤンチャできて良かったなあと今、残り少ない本棚を見ながら改めてしみじみしております。
(しむじみするととっても”、”が多い文章になっちゃうね)

学生の頃ポートフォリオを作るのがあんなに嫌いだった画学生が、自分の作品集が4版までなることを想像なぞしていなかったもんね。
自分で読み返してもすごく面白いし(堂々!)。
売り終わった後に自分の分とっとくの忘れた!ってなりそうだから、慌ててひとつよけておきました。大事にしよう。

「まろ狂無印」最後の重版の5分の4を箱に入れたので、5分の1は単冊で販売します。この前河原さんに手伝っていただいたおまけをつけて。
最後の最後のさよならだ〜。
楽しみ!

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書店店主の夢眠ねむとグラフィックデザイナーの河原光が、日常や世の中についてやりとりしています。月に各二通目安です。

夢眠ねむと河原光の往復書簡です。

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