2019年 紅白“アニメ枠” 出演者をめちゃくちゃ現実的に予想してみた

※2019年11月4日のブログ記事より。

2019年も紅白出演者発表の時期が近づいてきた。
様々なメディアで紅白出場歌手の予想がされているが、やはり気になるのは今年の“アニメ枠”である。

(2019/11/14追記)
出演歌手が決定!なんとLiSAが初出場!

紅白“アニメ枠” 大復習

2018年、大躍進を遂げた“アニメ枠”

2018年の紅白ではアニメ枠が大躍進を遂げた。
企画枠として、Aqoursと刀剣男士の2組が出演。TVアニメ「進撃の巨人」Season 3 オープニングテーマを歌ったYOSHIKI feat. HYDE、映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」 主題歌を歌ったDAOKOを含めると、合計4組がアニメ枠としてカウントできる。
さらに「おげんさんといっしょ」特集の中で、宮野真も……雅マモルが出演。
日本No.1の“お茶の間番組”で、今まで“コアなファン向け”とされてきたアニソンがこんなに取り上げられるとは、嬉しい限りだ。
2019年はアニソン番組「アニソン!プレミアム!」がNHK BSプレミアムで放送を開始したこともあり、アニメ枠の維持、あるいはさらなる拡大が期待できる。

なお2018年も過去と同様、“NHKと関係性の深い作品やアーティスト”が紅白に出演する傾向にあった。
例えば2018年、「進撃の巨人」はNHKでの放送であったし、またAqoursについては2018年9月にNHK-FMラジオ「今日は一日”ラブライブ!”三昧」が放送されたばかりであった。

■これまでの“アニメ枠”

水樹奈々さんが紅白に初出場した2009年からのアニメ枠をまとめてみた。
ざっくりとだが、「声優・キャラソン・2.5次元俳優」「テレビアニメ」「劇場版アニメ」「子供向けアニメ」の4グループに分類。水樹奈々さんはアニメタイアップ無しの楽曲(『POP MASTER』)を歌唱したことがあるため、声優枠で統一している。

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ここで指摘したいのが、NHKはアニソンを“紅組勝利の切り札”と考えている点だ。
実は水樹奈々が紅白初出場を遂げた2009年は、白組が4年連続で優勝していたタイミング。μ’sが初出場した2015年も、白組が3年連続で優勝していたタイミングだった。なおそれぞれ2009年にはAKB48が、2015年には乃木坂46が初出場をしている。つまり、白組のジャニーズオタクと拮抗できるような、紅組を熱く応援してくれるアニメオタク・アイドルオタクが求められていた訳だ。

2017年、2018年と2年連続白組優勝で迎える2019年。 ジャニー喜多川さんの追悼企画も検討されているという今年、どうも白組がかなり優勢に思える。
一方で48グループが色々あったりと、女性アイドル人気がひと段落してきている今、紅組勝利への切り札としてアニソンが“期待”されそうだ。
※“利用”されている、という言い方は悔しいからしないぞ!あくまで“期待”されている!

2019年紅白“アニメ枠” 大予想

これらを踏まえた上で2019年の紅白アニメ枠出演者を大予想してみよう。

■声優・キャラソン・2.5次元俳優

やはり「アニソンを聴いたな~」という気持ちになれるのは、このジャンルな気がする。

まずはAqoursについて。
Aqoursはおそらく2年連続の出場となるのではないだろうか。今年もNHK-FMラジオで「今日は一日”ラブライブ!”三昧2」が放送されており、昨年と同様の流れだ。ラブライブ9周年ということもあり、 μ’sや虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の出演についても淡く期待が高まる。年明け1月のラブライブ!フェスより前に3組が集まる姿を見たくない、という複雑な想いもあるけれど……。
そしてもしAqoursを“紅組勝利の切り札”と考えるならば、今年は企画枠ではなく紅組として出演するように思う。

同じく2018年出場した刀剣男士は、今年「アニソン!プレミアム!」にも出演をしておらず、なかなか予想が難しい。まぁそもそも“アニソン”とくくっていいのか難しいところだが……。 “白組勝利の切り札” があまり求められていないことを思うと、個人的には2年連続出場はないのではと思っている。
一方で、今年お茶の間レベルまで話題を集めたヒプノシスマイクは、10月に「アニソン!プレミアム!」で大阪城でのライブを取り上げた特集コーナーが放送された。秋頃の放送、という点では、昨年の 「今日は一日”ラブライブ!”三昧」と似たようなスケジュール感だ。ただ紅白を見ているおじいさま、おばあさまからすると少々ガラが悪いこともあり、もう数年間様子見をされるように思う。

■テレビアニメ主題歌

2019年放送のNHKでは、「進撃の巨人」に並ぶアニメ作品はない印象。もちろん個人的には、「カードキャプターさくら クリアカード編」主題歌を歌っていた坂本真綾さんやら早見沙織さんやらが出演したら泣いて失神するけれど。

40周年を迎えたガンダムが非常に可能性が高い。昨年NHK BSプレミアムで「全ガンダム大投票」が放送。またAqoursと同様、5月にNHK-FMラジオ「今日は一日”ガンダム”三昧」が放送された。
なお過去に紅白で歌われたガンダム関連楽曲は、2015年MISIA『オルフェンズの涙』、2004年nobodyknows+『ココロオドル』(SDガンダムだけど)、ぐっと遡って1991年森口博子『ETERNAL WIND~ほほえみは光る風の中~』。このうち森口博子さんは今年、「全ガンダム大投票」ガンダムソングス・ランキングでの上位楽曲をカバー・セルフカバーするアルバム、その名も「GUNDAM SONG COVERS」を発売。売り出し文句などを見ても、ちゃんとNHKに許可を取った上でリリースしたように思え、NHKとの距離感はかなり近そうだ。
もちろん“平成を彩ってきたガンダムソングスを振り返る!”的なくくりで、MISIAさん、西川貴教さんなどとメドレー形式で送る可能性もある。

また個人的に出演してほしいのは、アニメ「鬼滅の刃」主題歌を担当していたLiSAさん。昨年「紅白出演内定!?」というニュースが流れながら、結局出演ならず。今年こそと期待が高まる。
『紅蓮華』は、オリコンデジタルランキングではデイリー・週間ともに1位、半年間で30万ダウンロードを突破。2017年に発売した「劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-」の主題歌『Catch the Moment』は7ヶ月で20万ダウンロードだったため、数字的な根拠はしっかりとある。

その他、アーティスト本人の知名度もあって歌唱されそうな主題歌もある。
例えば、「期待の大型新人アニソンシンガー」として話題になった鈴木雅之『ラブ・ドラマティック feat. 伊原六花』や、デビュー20周年を迎えた倉木麻衣「名探偵コナン」主題歌など。

また「アニソン!プレミアム!」主題歌の作詞作曲を担当している大石昌良、畑亜貴、上松範康(Elements Garden)も、何かしらの形で関わってくる可能性がある。
特に4月度の司会も務めていた大石昌良ことオーイシマサヨシ。何故今、と思うチョイスではあるが、突然2019年に『ようこそジャパリパークへ』を歌唱するパターンも大いにあり得えそうだ。
また畑亜貴さんはAqoursで関わってくるとして、上松範康さんが関わるとなるとやはり水樹奈々さんだろうか。2010年から2016年まで6年連続で紅白出場をしていた水樹奈々さんだが、今年10月にはNHK「みんなのうた」に初登場。久々の紅白復活もあり得るかもしれない。
上松範康さんといえば宮野真守さんもあり得なくはないが、今年も「おげんさんといっしょ」特集内で出演するように思う。

■劇場版アニメ主題歌、子供向けアニメ

2016年に『前前前世』を歌唱したRADWIMPS。『前前前世』の比較すると楽曲のパンチ力は落ちるものの、「天気の子」の予想通りの大ヒットもあり、『愛にできることはまだあるかい』を歌う可能性は高そうだ。
子供向けアニメも視野に入れると、「映画クレヨンしんちゃん 新婚旅行ハリケーン ~失われたひろし~」主題歌だったあいみょん『ハルノヒ』も候補に挙がる。

まとめ

毎年11月中下旬に発表される、紅白出演者。
2019年の“アニメ枠”として色々憶測してみたが、若干の個人的希望を混ぜながら現実的に予想をすると、

・Aqours
・ガンダム(森口博子)
・LiSA
・RADWIMPS
・あいみょん
の5枠が最有力候補のように思う。昨年からさらに1枠増やす形だ。

2018年に大躍進を遂げた“アニメ枠”。
今年もさらなる活躍に期待したい。


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