「競輪・野原雅也選手」

いつもの12月なら年末の競輪グランプリに全集中するため、たまにミッドナイトを遊びで打つくらいですが今年は12/2〜12/5に伊東温泉競輪場で開催されたG3椿賞争奪戦を初日から決勝までしっかりと打ちました。

その理由は昨年このレースを優勝したのが野原雅也選手だったからでした。

野原選手は数年前から個人的に未来のS級S班だと思って応援していました。まだ若かったので時々やり過ぎて失格になることもあったり調子の波はありましたがアグレッシブで思い切りのいい走りと、失敗してもやろうとした事は納得できるそのレース勘はキラリと光るものがありました。特に調子のいい時のレースは本当に素晴らしくて「おおっ!」と声を上げてしまうほどでした。特に「おおっ!」となったのが昨年2022年の椿賞争奪戦の決勝、野原選手が優勝したレースでした。縦横無尽の野原無双、あの決勝レースには野原雅也選手の素晴らしさ全てが詰め込まれているようなレースでした。

2023年こそは野原選手の大躍進が見れるぞ、と思っていましたが残念ながら今年の春、野原選手は天国へと旅立ちました。

ただの競輪ファンですが、自分なりの弔いと感謝を込めて今回の椿賞は去年の野原選手を思い出してしっかり打とう!となったわけです。

当たったりハズレたりで最終日の決勝戦、南関ライン三番手から和田健太郎選手が直線で追い込んで優勝。僕の車券は二着に逃げ粘った松井選手は三着にしかなかったので負け。和田選手のアタマで買ってるのに悔しい負け。結果、トータルでちょい負け。だけど今回は参加することに意義がある!と思い込んで始めたので良し。

そして終わってみれば野原選手の最後になったレース、野原選手は失格になりましたがその時の相手選手が今回優勝した和田健太郎選手でした。

その和田選手が今回優勝して表彰式で花束贈呈したのが野原雅也選手の奥様、元ガールズ競輪選手の野原美咲さんでした。

きっと天国から野原雅也選手が見ていて「和田さん、あのレースすいませんでした」という気持ちがキラキラと降りそそいでいたような。妄想ふくらむ、とても印象深い表彰式となりました。

こんな点と点が結ばれて線になる瞬間もあるんだなぁ。

野原雅也という素晴らしい競輪選手がいたこと。その選手は他の選手よりもたくさんワクワクとドキドキを持たせてくれたこと。

寛仁親王牌で初めてGⅠの決勝に乗った時に野原選手から買って負けたけどきっと近い未来に返してくれるからオッケー!と思ってた俺どうしよう?とか

たまに思い出して
これからも僕は競輪をやります

野原雅也選手
ありがとうございました!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?