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スイス、世界遺産の鉄道アルブラ線とベルニナ線に乗ってきた!見どころ解説!

2023年7月に、スイスの世界遺産レーティッシュ鉄道のアルブラ線とベルニナ線に乗りました。私はもともと「鉄道の旅」が好きだったわけではありませんが、この旅を経て「鉄道の旅」が大好きになりました!

それぞれの見所と楽しみ方を書いていきます!


世界遺産「レーティッシュ鉄道アルブラ線・ベルニナ線と周辺の景観」

アルブラ線とベルニナ線は、アルプスの美しい景観を損なわずに鉄道を敷いた技術が評価され、2008年にユネスコの世界遺産に登録されました。
詳しい説明を、skyticketさんのサイトより引用します。

スイス最大の私鉄であるレーティッシュ鉄道。100年を超える歴史とアルプスの大自然の中に美しい景観を損なうことなく路線を敷く技術が評価されました。この高い鉄道技術はスイスの観光産業の発達を支えたほか、日本の箱根鉄道のモデルにもなったと言われています。

https://skyticket.jp/guide/89142/

アルブラ線は、クール〜サンモリッツ間(世界遺産に登録されているのはトゥージス〜サンモリッツ間)、ベルニナ線はサンモリッツ〜ティラノ間のことを指します。
地図で見るとこんな感じです。

アルブラ線:クール(Chur)〜サンモリッツ(St.Moritz)
ベルニナ線: サンモリッツ(St.Moritz)〜ティラノ(Tirano)
※地図はこちらのサイトより引用し、一部筆者が追記。
https://media.eurasia.co.jp/europe/bernina_express

アルブラ線へのアクセス

アルブラ線は、クール〜サンモリッツ間のことを指します。

世界遺産に登録されているのは、トゥージス〜サンモリッツ間ですが、トゥージスに行くにはクールを経由することになります。

クールへのアクセスは、チューリヒからIC(インターシティ)で1時間余りのようです。

私はミュンヘンから向かったため、ミュンヘン→ フェルトキルヒ (Feldkirch)→バスでザルガンス(Sargans)→電車でクールという経路で行きました。

乗り換えに苦労し、遅延にも巻き込まれたため、このルートはあまりお勧めしません!
おかげで現地の優しい人にいろいろ教えてもらうことができて、それはそれでいい思い出ですが。。。(^^;;

氷河特急に乗るか、鈍行で行くか選べます!
私は間違えて氷河特急に乗ってしまいました。
かなり高額なので注意です!2等車で、49フランほどだったと思います。

天窓から景色が見れて楽しかったです!ワインが頼めちゃうので、お財布に余裕がある方は氷河特急おすすめです!

氷河特急の車内

アルブラ線の見どころ

アルブラ線は、クールからサンモリッツを2時間程度で走行します。

1番の見どころは、長さ136m、高さ65mのランドヴァッサー橋です!

ランドヴァッサー橋

ランドヴァッサー橋 。写真は以下のサイトより引用。https://skyticket.jp/guide/89142/#articleHead_2

この橋は垂直に切り立つ崖の中腹にぽっかり空いた穴のようなトンネルに直結しています。
あまり長くはないので、トンネルから出たと思ったらすぐトンネルにまた入る感じです。

うまく写真を撮るのが難しいスポットでもあります。。。
橋を渡っているのは一瞬なので、近づいてきたら橋を探すようにしていると、遠くから橋全体が見えます。こんな感じです。

ランドヴァッサー橋

橋を渡っている間にはこんな写真が取れました。

ランドヴァッサー橋

進行方向右向きにカーブしながら渡るので、右側を気にしているといいと思います。
上の写真は、再びトンネルに入る直前に後ろを振り返って撮りました。

ベルギューン駅〜プレダ駅間のループトンネル

約400mの高度差を調整する5つのループトンネルがあります。
しかし、正直トンネルが多すぎてどれがループトンネル(360°回転するトンネル)かわかりませんでした。
カーブやトンネルが多くて、アトラクションに乗ってるみたいな感覚でした!

車窓から見える美しい村

アルブラ谷の美しい村が見えます。こんなところに住んでみたい。

アルブラ谷の村

ベルニナ線へのアクセス

ベルニナ線は、サンモリッツ〜ティラノ間のことを指します。

サンモリッツから乗る場合は、アルブラ線でサンモリッツまで来ればいいのですが、ティラノから乗る場合は、ティラノまでのアクセスがあまり良くないです。

ですので、ティラノに着いてから他の場所へのアクセスもあまり良くないと言えます。ティラノは結構田舎です。

一番簡単なアクセス手段はミラノ中央駅からトレノルド(Trenord)というローカル線で2時間半かけていく方法のようです。

私は、いい電車がなかったので、ティラノからバスで1時間半ほどかけてソンドリオまで行き、そこから電車でミラノまで行きました。

ティラノのバスターミナルは、少しだけベルニナ線の駅と離れていて、地下の階段を下って登ると出てきます。時間に余裕を持った方が良さそうです。バスにはコンセントもあって快適でした。

ベルニナ・エクスプレスか鈍行が選べます。「ベルニナ・エクスプレス」は全席指定席のため、座席指定料が必要となります。距離、季節、クラスに関係なしに一律26フランのようです。

鈍行は乗車券のみで乗れて、窓も開けられます!私は鈍行にしました。空いていれば席の移動もできるので写真も撮りやすく、鈍行がおすすめです!

ベルニナ線の見どころ

ベルニナ線は、サンモリッツからティラノまでを約2時間で走行します。見どころ満載、まるで極楽浄土です!

ディアヴォレッツァ展望台

サンモリッツから7駅目のBernina Diavolezza(ベルニナ ディアヴォレッツァ)駅で降りて氷河を見に行くことを強くお勧めします!!!

ロープウェイで10分ほど登ると、標高約3000mの展望台に着きます。ロープウェイは毎時0分、20分、40分に出ています。

圧巻の銀世界!とまでは言い過ぎかもしれませんが、氷河の広がる世界には超感動しました!寒いので防寒はしっかりしていきましょう!

ディアヴォレッツァ展望台
へのロープウェイ
ディアヴォレッツァ展望台
ディアヴォレッツァ展望台
ディアヴォレッツァ展望台

スイス国旗🇨🇭があるところが写真スポットになっていて、観光客同士が写真を取り合っていました!

山の山頂でよく見かける、石を積んだ塔?があったので、私も石を積んでおきました!

雪で足元が悪いので、滑らないように注意しましょう。スニーカーなど歩きやすい靴で行くことをお勧めします!ただし、濡れすぎると浸水して靴下が濡れるので注意です!

ディアヴォレッツァ展望台には、レストランもついているので、私はお昼ご飯をいただきました!

ディアヴォレッツァ展望台のミートソースパスタ
ディアヴォレッツァ展望台のハンバーガー

Bernina Diavolezza(ベルニナ ディアヴォレッツァ)駅には、「世界遺産」と日本語で書かれた看板があります。

Bernina Diavolezza(ベルニナ ディアヴォレッツァ)駅の世界遺産の看板

これは箱根の登山鉄道とレーティッシュ鉄道が姉妹鉄道協定を結んで40周年を記念したものです。

なんと、箱根の登山鉄道を開発した技師はレーティッシュ鉄道から学んだんだとか!

この辺り詳しくは以下のページに書いてありました!

ラーゴ・ビアンコ(湖)

ベルニナ線での最高地点にある湖です。
標高はなんと2234メートル!

「ラーゴ・ビアンコ」は「白い湖」という意味で、その名の通り青白い美しい湖です。

ラーゴ・ビアンコ
画像出典: https://stworld.jp/area/switzerland/spot/st_moritz/lago_bianco
ラーゴ・ビアンコ

オスピッツオ・ベルニナ(Ospizio Bernina)駅で降りるとハイキングコースもあるようです。

ブルージオ橋(ループ橋)

世界でも類を見ない360度ループの石橋です。
右に回転しながら約10メートルの高度を調整していきます。

このループ橋、ベルニナ線の中で一番楽しかったです!ぐるぐるーっと回っていく感じがたまらないです!

ブルージオ橋
画像出典: https://www.myswitzerland.com/ja/experiences/circling-trains-in-brusio/

右側の席に座って動画を撮るのがおすすめです!こんな写真が撮れました!

ブルージオ橋

橋の全体像をしっかりみたい方は、Brusio駅で下車するといいようです!

まとめ

スイスの世界遺産、アルブラ線とベルニナ線の見どころをご紹介しました!
個人的には鈍行でゆっくり楽しめたベルニナ線の方が好きでしたが、どちらも見どころ満載です!

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