見出し画像

完全なる妄想を言葉に残すー不埒な癌治療:手術ができる大きめの病院>S病院>詳しい検査の結果>女性の先生初対面で説明を受けるー

「不埒な癌治療:手術ができる大きめの病院>S病院>詳しい検査の結果>女性の先生初対面で説明を受ける」2023.12

前回波長の合わない男性のO先生だったので、女性の先生に変更してもらった。
その女性の先生はT先生。姿勢の良い、マスクでわかりにくいがホッとする感じを醸し出している先生だった。

T先生 病理検査の詳しい結果が出まして、悪性でした。でも、癌の中ではおとなしいタイプに当たります。
ヌ はい
T先生 治療は手術による切除とホルモン療法です。
ヌ 抗癌剤の治療はしないのですか?
T先生 そうですね、しません。それと今後の予定ですが、MRIと詳しい超音波の検査をする予定です。手術前には、麻酔に関わる検査で採血、心電図、レントゲンもします。MRIと超音波の結果を見て、部分切除か全摘かが決まります。
ヌ 前の先生に手術は1月と言われまして困っています。一ヶ月後の手術となると急すぎます。理由は子供が小さく、入院期間の家族の暮らしの準備に時間がかかることが予想されるからです。
T先生 どなたかの協力を得ることはできませんか。
ヌ 協力は得られると思いますが、その協力を得るための調整や準備を考えると、短期間では大変すぎます。
実は4ヶ月前に、娘が心臓手術で2週間以上入院し、私も付き添いで泊まり込みをしていました。感染予防で帰宅はできませんでしたので、ずっと病院に付き添っていました。娘は3兄弟の真ん中なのですが、下の子が2歳なので誰に預けてみてもらうかが難航しました。特に主人の仕事が夜中の2〜3時出勤のため、夜中から朝までのお兄ちゃんだけならなんとかなりましたが、2歳児を誰にどうやってみてもらうかが最大の問題でした。色々な調整や準備を入院の2ヶ月前から行い、直前まで忙しさと相当なストレスを抱えていました。疲労困憊の状況で付き添い入院をしたら、娘の術後の薬の副作用でほぼ徹夜の期間があり、ただでさえ付き添いベッドが狭すぎて寝返りができず睡眠がよくとれませんでした。この数ヶ月で病気になるのも当然のような暮らしをしてきました。今回の乳腺のしこりを発見した時期は、ちょうど娘の体調が落ち着いて間も無くで、数ヶ月ぶりにようやくホッと一息つけたタイミングでした。
これでまた自分が入院するとなったら、私の精神が壊れてしまいます。娘の手術の準備を始めてから体調が落ち着くまでの期間が大体5ヶ月かかっています。少なくとも5ヶ月はボーっとしたいし、とにかく今は休みたいです。
頑張りすぎてしまったので今はゆっくりするように心掛けています。
T先生 どのようにゆっくりしているのですか?
ヌ 子供を外遊びさせていた時間をカットして休息や家事にあてています。多分遊ばせるのも頑張りすぎていました。
T先生 どのような遊びをしていたのですか?
ヌ 朝、学校に行く前に15〜30分ほど3人を連れて公園で遊んでいました。その時点には2歳児と自分のお弁当を用意しておき、そのまま公園で2歳児を遊ばせて外でお弁当を食べてまた遊んでから帰るといったことをしていました。
T先生 どんな遊びをしていたのですか?
ヌ 朝は挟みドッヂ、鬼ごっこ全般、リレー、かけっこですね。2歳児は砂場や遊具、児童館で遊んでいました。
今はかなり減らしたかわりに、夜の読み聞かせの時間を増やしました。
T先生 それはそれは。わかりました。手術の時期は少し休んでからにしましょう。
ヌ はい、それでお願いします。しこりのサイズは、定期的にチェックしてもらえますか?急速に拡大が認められた場合は、手術を優先したいと思います。
T先生 そうですね。超音波で確認していきますので大丈夫ですよ。手術までの期間はホルモン療法をしていこうと思います。
ヌ できればホルモン療法も先送りさせてください。今はボーッとしたいので、治療はできるだけ先送りしたいです。
T先生 では、今後相談しましょう。
ヌ ありがとうございます。生活で何か気をつけることはありますか?
T先生 食事はいつも通りで大丈夫です。運動の制限もありません。患部の皮膚の色や大きさの変化は確認するようにしてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?