リアルを大事にすること
この記事は貴族会 Advent Calendar 2024 9 日目の記事です。
この1年SNSを抑えめにしてみて、色々考えたことを書きます。
散文的になっているのでまとまりがあまりないのですが、ご了承ください。
SNSを減らしてみる
昨今の情報社会において、Xを始めとしたSNSの発展があると思います。
Xでは有用な記事やコミュニケーション、様々な事が起こっている一方で、次のようなことを感じる機会が増えており、自分にとって負担になっているように感じました。
なんとなく有用な情報を流し続けなければいけないこと
社会人や年齢相応の発言を求められすぎていること
デマや愚痴、勝手な憶測などの情報が飛び交っていること
以前は自分自身も十分な時間を使ってSNSを見ている時間がありましたが、現在は業務の方でもリードするポジションを担っていたり、プライベートもいろいろな交友関係がある中で、SNSに時間をかけることができなくなりました。
一方でSNSで飛び込んでくる情報というのが年々上記のような負担になるようなものが増えてきており、もう純粋にSNSを楽しむ時間がなくなったのだなぁと感じます。
自分自身としてもイベントに参加した、ブログを書いたなどの報告、カンファレンスや勉強会、イベントのスライドや資料を探すなどにとどまっており、以前の使い方とは大きく変わったと思います。
また自分自身が関係のない意見で一喜一憂すること自体が良くない反応であると気が付きました。
良くインターネットから離れましょうとか、SNSから離れましょうという話もありますが、全く不要な情報を受け取って無駄なエネルギーを使うことほど不毛なことはないかと思います。
そんなわけでSNSからは最近距離を置いています。
逆にリアルにコミュニティで繋がるという意味では discord や slack をみる時間の方が増えた気がします。
リアルを大切にしてみる
改めて大事にしようと考えているのがリアルや交流の深い人々とのコミュニケーションだと考えています。
去年はスクラムフェスで今まで行ったことがなかった地域(大阪、仙台など)を訪れたり、今年は富士山や10年以上ぶりにプロ野球を見に行くなど、場所にフォーカスした活動が多かったように思います。
そんな中で人々と出会ったり、再会していく中で対話を通して現在の自分の立ち位置とか、価値観とかをふりかえる機会が増え、自分がなりたい(維持したい?)姿がなんとなく見えてきました。
オンラインで受講する形の勉強会やコミュニケーションはそれはそれで価値がありますが、やはり耳を傾けて話してというところに比べるとどうしても物足りなさはあります(とはいえ平日の19時にオフラインで参加するのは予定の調整など含めてなかなか厳しいものもあるのですが…)。
世間的にもリアルに回帰しつつあるのですが、ようやくその価値が身に染みてきたように思います。
貴族会もそのうちの一つですし、色々とイベントに誘ってくださる皆さまに感謝です。
人を大切にする
またこれまで以上にコミュニケーションにも気を配る1, 2年だったなあと思います。
例えば仕事では業務的にはリードということで指示をしながらタスク管理も時には行い、自分でもコードを書くと言った形で仕事の進め方が変わってきました。
指示をする際に大事なことと私が考えているのが、相手の知識レベルに合わせることです。
良くあることとしては相手との知識の差がありすぎることで、タスクを遂行できなかったり、間違った方向性へ進むことです。
私はソフトウェアエンジニアをしていますが、ソフトウェアにとって最適解を選択し続けるのは難しいと考えています。
コードの書き方一つとっても複数の書き方やモジュールの分割がある中で、時間的な制約、実行コストの制約を考えながらコードを書かなければならず、難しい作業となっています。
そのため目線を合わせて、何をどう実現していくか?の目線合わせや知識レベルの引き上げが大切になります。
また逆に同じレベル感にいる時に細かすぎる指示をするのも私は良くないと考えてます。
仕事をする人は経験の差はあれど大人なので、逐一手取り足取りやらなくても学習してやれることが増えていきます。
また細かく指示するタスクにかかる時間の問題や、毎回細かく指示されると子供扱いされているように感じる(ここは私の中に強いバイアスがありますが)ということもあり、お互いにとって嬉しくない状況でもあります。
やれるようになったら次のステップに進む、という形で進めるようにすれば細かく指示をしなくても自律してタスクを遂行できるようになると私は考えています。
仕事以外についても会話する相手のことを思いやり、知識をひけらかすことがないように心がけて話すことを意識しています。
お互いの立場をなるべく想像しながら(時には外してしまうこともあります)、コミュニケーションしていくというのが大事だなとここ数年感じています。
まとめ
今の考えるに至るまでに時間がかかりすぎたなあと思います。
元々インターネットでの繋がり方は結構うまく行っていたあるいは行き過ぎていたのかもしれません。
そういうある意味成功体験に引っ張られ過ぎていたのかもしれません。これを今はやりの言葉で言うならアンラーニングする時が来た、と思っています。
インターネットやSNSの発展には目を見張るものがありますが、疲れすぎない程度に今後も付き合っていきたいです。