住み込みスタッフたち
こんにちは、カンボジアの国際協力NGO CBBでインターンをしています、聖心女子大学2年の大岩由芽佳です!
普段から、noteに住み込みスタッフの3人、ダエン、ソリ、ソパのことを多く書いている私ですが、今日は彼らについて詳しく書いていきたいと思います!
まず、住み込みプロジェクトとは。
住み込みプロジェクトでは、何かしらの理由で退学した中高生をNGO CBBが受け入れ、日本人インターン生と共に生活しながら学校に復学するために必要な費用の支援を行います。学校を退学し、力仕事をするしか選択肢がなかった子供たちが、学校に復学し高校を卒業することで、将来の選択肢が増え、彼らの可能性が広がります。
*クラファンサイトからの引用
私がCBBでインターンをしたいと思った理由の1つは、この住み込みプロジェクトにとても惹かれたからです。
私は将来、「生まれた国や環境などの自分ではどうにもできないようなもののせいで、将来に希望を見出せなかったり、夢を見ることができないという子供たちの手助け」をしたいと考えています。
それが何か、明確にはわかりませんが、このCBBのプロジェクトはたくさんの方法のなかの1つだと思っています。
”実際にカンボジアに来てみて”
現在、住み込みスタッフはダエン、ソリ、ソパの3人です。
{ダエン} 17歳
彼はいつもとても優しい。とにかく優しい男の子です。市場に行った時は自由行動でも一緒についてきてくれたり、クメール語を教えてほしいと言えば自由時間に一緒に勉強をしてくれます。いつも周りの人たちのことを考えてくれています。そんな彼ですが、全く違う一面もあるのです。この前、テストでよい点を取れた際に、シールを1つあげると言うとすごく喜び、さらにもう1つ欲しいと伝えてきました。「本当に17歳?」と言いたくなることもしばしばあり、とてもかわいいです。
{ソリ} 15歳
とにかく元気。やんちゃという言葉が1番似合う男の子だと思います。いつも食べているお菓子を持ってきて、「ニャム?(食べる?)」と言ってきます。また、よく私のクメール語の発音に対して笑ったり、「クニョム クポ ユメカ ティアップ(僕は背が高くてゆめかは低い)」と言ってきたりします。しかし毎日、日本語とクメール語(読み書き)の勉強を一生懸命している彼を全力で応援しています。
{ソパ} 15歳
掃除と勉強が大好きな男の子。いつも教室の掃除を自分からやってくれます。私たちは今、昼ご飯チーム、夜ご飯チーム、掃除チームの3つに役割分担をしています。彼は自分が掃除チームでなくても掃除をしてくれるのです。また、授業時間外でも日本語の教材を持ってきて、勉強したいと言ってきてくれます。勉強を進んでやりたいということはとても素晴らしいと思います。
今は、こんな彼らがとても愛おしいです。私は9月中旬に帰国、彼らが再び学校に戻るのは10月に入ってから。彼らの復学後を私は見届けることが出来ません。しかし、彼らの勉強したいという気持ちを潰したくないと心から思います。
私が今、インターンをさせていただいている国際協力NGO CBBでこのプロジェクトを達成させるためには資金が必要不可欠です。
そこで今回、CBBはクラウドファンディングによって資金を集めることになりました。
クラウドファンディング
いまCBBでは、住み込みプロジェクトの1年間の運営費用をクラウドファンディング(2019年9月2日~2019年10月22日)によって募ることになりました。これらは、彼らの生活費(食費、光熱費、水道代など)や復学費、制服費、などに充てられます。
今まで、クラウドファンディングという名称しか聞いたことがなかった私ですが、この目標金額に到達しなければお金は一銭も入ってこないこと、彼らに家に戻ってもらわなければならないことを知り、なんとしてでも成功させなければならないと思いました。
彼らの勉強したいという気持ちや夢を、不平等な世の中のせいで潰してしまうことは絶対にあってはならないことだと思います。
このような現実は、残念ながらこの世にまだまだ存在していると思います。この記事を読んでくださっている皆様に、まずは今起きていることを知っていただきたいと思っています。
そして可能であればこのNGO CBBを少しでも多くの人に伝えていただけると幸いです。
1人でも多く、私たちの活動を理解してくださる方がいることを願っています。
よろしくお願いいたします。
ありがとうございました。