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モンドルキリへ

こんにちは、カンボジアの国際協力NGO CBBでインターンをしています、聖心女子大学2年の大岩です!


今日はインターン生の先輩とそのお友達とプノンペン観光をし、今はワンストップでゆったりしています。

出来る限り村に滞在していたいと言っていた私が、なぜこの休日にプノンペンにいるかということについて書いていきたいと思います!


実は8/28~31に、CBBの奨学金候補生の家に家庭訪問のためモンドルキリというところに行かせていただきました!


28日の昼頃に村を出てプノンペンに向かい、夜の23時プノンペン発の夜行バスに乗るというものでした。

そのプノンペンのバス停のトイレに並んでいるときに、前に並んでいたカンボジア人の女の子に「韓国人?」と話しかけられました。

話している間に感じたことは、とても発音の綺麗な英語だということです。


さらに驚いたのは、その子が18歳ということです。


その子が今までにどのような教育を受けているかは知りませんが、少なくとも今まで私が出会ったカンボジアの17歳~22歳の人々とは全く違いました。


また都市部と農村部の違いを見せつけられた気がしました。


そして、そんなことがありながらバスに乗車!


カンボジアの夜行バスに初めて乗りましたが、意外と快適でした!カンボジア人スタッフのスレイリャと2人で同じベットのはずだったのですが、席に余りがあり、2人用ベットを1人で占領させていただきました。


かなり道のりが険しいため酔う人が多いと聞いていましたが、6時間続けて寝ていたため全く問題ありませんでした。


そして、モンドルキリ。

寒い。

カンボジアもこんなに寒いところがあるのかとびっくりしました。


着いた日から、バイクに3人乗りして生徒の家々を回っていきました。


英語がわかる生徒には英語でインタビューをし、自分が分かるクメール語を時々使い、あとはスレイリャに通訳してもらいました。


カンボジアは現在雨季ということもありますが、モンドルキリはプノンペンやコンポンチャムと違い、ほとんど雨が止むことはありませんでした。止んでもまたすぐ降り始め、の繰り返しでした。

特に2日目は強風がふいていたため、バイクから落ちないか心配でした。

また、生徒の家と家が遠いため移動がとても大変でした。1番遠い村についたとき、100m,200m先にベトナムとの国境が見えて驚きました。


10人の生徒たちと会ってみて、やはりもっとクメール語を上達させたいという思いが大きくなりました。


彼らへの質問項目の中に、「将来なにをしたいか」という、ものがありました。

先生になりたい人、医者になりたい人、様々でした。

その中の1人に、「僕は教えることがとても大好きで、今もフリーで子供たちにクメール語を教えている」と話してくれた男の子がいました。


その時の嬉しそうな顔が忘れられません。彼に先生になってほしいと心から思いました。


また、貧困の度合いというのは、もちろん家庭によってそれぞれでしたが、2日間で話をした生徒10人すべてから「学びたい」という気持ちを感じました。


勉強をしたい!学びたい!と本気で思っている人たちがいるのにも関わらず、そのうちの全員が奨学金をもらい学校に通えるわけではないということがとても悲しいと感じました。


また、私はインターンをしている大学生です。そのような人々の存在を知ることがあってもなにかの手助けにはなることができないという事実、自分の無力さに落胆してしまいました。


ただ、まだまだ勉強したくてもできない人たちが沢山いるのだということを改めて実感し、そのために何が出来るかをより考えるきっかけになりました。


そして、あまり関係ない話ではありますが。人生初ドラゴンフルーツ、ランブータンを食べました~!

とってもおいしかった!


モンドルキリからプノンペンの夜行バスでは知らない女の人と同じベットでした。日本ではおそらくそんなことないのではないかと思い、とても新鮮でした。


そんな感じで今回の旅は終わりました。

今回のことが無ければ、地名を知ることもなく、行くこともなかったであろうモンドルキリという素敵な場所に行くことができてとてもよかったです。