4年前、もうできない、って言えばよかった
4年前のあなたは、こんなに小さかったのですね。
年少さんで、クラスで2番目に小さくて、毎日赤い帽子をかぶっていたあなた。
お腹の赤ちゃんに「ジーンちゃん、出てきたら一緒にお風呂に入ろうね」と話しかけていたあなた。
公園で動かなくなった妹に「もういくよ。かえるじかんだよ。」と声をかけてくれていたあなた。
あの頃のあなたを思い出すと、私は今でも涙が出ます。
ありがとう と ごめんなさい
大好きなお友達との関係がうまくいかなくなった時、寄り添ってあげられなくてごめんね。
お母さんの隣で寝られなくなったのに、文句も言わない姿に、ありがとうと言えなくてごめんね。
伸ばしていた髪を、切ってごめんね。
幼稚園の帰り、毎日自分の荷物を自分で持って、自分の足で歩いてくれるのは、当たり前じゃなかった。
甘えたい日もあったでしょう。
抱っこしてもらいたい日もあったでしょう。
まだ4歳だったのに。
いま目の前にいるもうすぐ4歳の弟は、とても自由にわがままに生きているのに。
毎日の生活の中で、笑っている時もあったでしょう。
嬉しい事もあったでしょう。
でも、4歳のあなたを思い出す時に、心に浮かぶのは、あなたに寄り添えなかった後悔と罪悪感です。
ごめんね。
ごめんなさい。
私も未熟でした。
あれから、ほんの少し視野が広がり
また違う景色が見えています。
我慢、しなくて良かった。
頑張らなくても良かった。
あなたも。
私も。
もうできない!って言っていいよって
あの時の私たちに言いたい。
願っても、過ぎた日々は戻らないから
今のあなたと、4歳のあなたと、頑張っていた昔の自分を、全部一緒にぎゅーってする。
こんな私を、いつでも「大好き〜!」と言ってくれるあなたに
心の底からありがとう。
おかあさんも、あなたが大好きです。
2月に入り、「ねぇねぇ、あと何回寝たら4歳?」と楽しみにしている末っ子の姿に、可愛くて愛おしい気持ちと同じくらい、複雑な思いがありました。
年少さんの冬。
今の末っ子と同じ時に、長女は「3人きょうだいの一番上のお姉ちゃん」になりました。
0歳、2歳、4歳のワンオペ育児。
今思うと、とっくに限界を超えていた。
だけど当時は、毎日必死で、頑張らないといけないと思っていた。
物分かりが良くて、育てやすいタイプだった長女。
集団生活の中で、自分の気持ちを抑える場面が多くて
「我慢しなくていいよ。自分の気持ちを大事にしよう」
と言いながら、
日々の生活の中では、下の子達を両手に抱えて
「お願いだから、今は我慢して」
なんて言っていた。。
長女は小学2年生になって、なかなか楽しそうに毎日を過ごしています。
子ども達のそれぞれに対して、
できたこと、できなかったこと。
色々な葛藤があります。
どんなに考えても過去は変わらないし
お母さんは笑っているのが一番!と思っているので
いま、子ども達は自分を生きているか。
幸せでいるか。
そこにフォーカスしようと努めているけれど、今回は深い後悔にのみこまれそうだったので、書く事で心を整えました。
そして、いま大変な時期を過ごしている子育て中の人が、どうか頑張り過ぎないように…と願いを込めて。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?