箱根駅伝2022メモ(総合的なやつ)

こんにちは。

今年の箱根も終わってしまいました。


記憶力は良い方ではないので、忘れないうちに。

青山学院、やっぱり強かったなあ。特に復路は記録更新ラッシュで、終わってみたら2位と10分以上の差がついてました。バケモンやろ。層が厚すぎる。


ということで、
1区から順に振り返っていこうと思います。

東海メインのやつは後で。


1区

三浦くんが走るかなーと思ったら彼は2区でした。
吉居vs三浦が見たかったけど次の機会で。

スタートして数百mは、ちょっと遅めの入り。また去年みたいにスローになるやつ。


え?吉居大和??

東京駅ぐらいで引っ張りだした。
ハイペースで進み5キロが14:07!
この時点で佐藤悠基さんの記録に近かった。

6キロ過ぎ、CM明けたら大和独走やん。

ありえないペースで行ってたんですね。途中2:42だったり。10キロが27:58。なんこれ
まあ本人も時計2度見してたし驚くのもしゃあない。

15キロ41:59。区間記録より33秒も早いペース。これ痙攣しなかったら出るね。ついにあの空前絶後の区間新記録が破られる時がくるのかーとしみじみ。

2位集団は六郷橋で市村さんが仕掛け、駒澤、青山学院、専修などがついていく展開。この集団も実はものすごいハイペースだったらしい。

鶴見、吉居大和1:00:40!前人未到の区間新記録!!
ここまでいくとは。おめでとう!

2位争いはラスト1キロで唐澤くんが猛スパート。全く崩れないイケメン顔で2位で田澤さんにリレーしました。ここまで駅伝でなかなか結果の残せなかった市村さんが3位で快走。専修、青山学院、國學院、東京国際と続いた。唐澤くんもタイムは1:01:19でめちゃめちゃ速い。

2区

ヴィンちゃん、レンタザワ、近藤さん、MIURAが揃った花の2区。田澤さんは順当にトップに立ち、近藤さんがそれに続く形。ヴィンちゃんが来るかなーと思ったけど、脚が痛かったみたいでセーブしてたらしいですね。
後半、国士舘のヴィンちゃんと並走してて、世界一怖い並走に。

区間賞は66:13でレンタザワ。ヴィンちゃんもセーブして67:02だったらしい。なんやこれ。

近藤さんはなんとか耐えて2位で太田ママにリレー。

MIURAはもらった位置が悪かったかな。適性もたぶん微妙なのに、それでも67:44でまとめてくるあたり、さすがオリンピアンです。

そして松山和希。全日本は調子悪そうだったのに、去年に引き続き戸塚の壁ワープして67:02。10000のベスト30:25なのにすごいね!!()

3区

安原くんがリードをもらってスタート。後ろから東京国際の丹所さん、青山学院の太田ママが追いかける。13キロで追い抜き、一騎打ちに。

残り3キロ、なんと太田くんが仕掛けました。ちょい離れて一気にペースを上げ、ニヤッとしたときは圧倒的強者感が漂ってました。1:01:00で走りきり区間2位。なんでこれが1年生レコードじゃないんだ。

丹所さんもなんとか食らいつき12秒差でリレー。こちらは区間賞で1:00:55の歴代2位でした。

そして湘南の神こと遠藤大地ラストラン。4年間で19人を追い抜き、それまで調子よくなくても箱根の3区だけは大爆走。競技生活の最終走ということで、最後の横アングルで映った走りには感情が揺さぶられました。本当にお疲れ様でした。

後方では順天堂の伊豫田さんがすごい走りでしたね。あの位置からシード権内まで持ってくるのは本当に強い。

4区

青山学院の飯田キャプテンが全日本の悔しさを晴らす快走でした。はなおんとの対決が楽しみやったけど、スタート時点で差があった。8,5,9を走り最後は4区。全て区間3位以内で走り、まさに箱根の申し子。

はなおんはペースが上がらず、創価の嶋津さんや順天堂の石井くんが良い走り。区間賞は嶋津さんで1:01:08の歴代3位。石井くんが23秒差で続きました。
そして駿河台の今井さん-永井さんのリレーは良かったですね。中学?の先生と教え子のタスキリレー。こんなの中々ないですよ。終わったあとの徳本監督「俺に謝ってきたらぶっ飛ばす」が徳本さんらしいなぁと。

5区

トップ青山学院は若の神(?)こと若林くんが、期待通りの良い走り。芦ノ湯のあたりで風が強くてきつそうでしたが、2位に2:37差をつけて往路優勝!!この時点で、復路も青学が突っ走るだろうなと思った。

前回区間賞の帝京・細谷さんが今回も区間賞。区間記録まであと8秒。芦ノ湯の強風がなければいってたかも。

そして東海の吉田くん!!あの位置から10位までもっていった!救世主が現れたって感じです。まだ1年生。今後が楽しみ!

往路は順大や神奈川がわりと健闘したなあと思います。順天堂は戸塚17位でしたが芦ノ湖で5位。この盛り返しはすごい。

6区

ちょい寒の芦ノ湖をそれぞれスタート。57分台を狙っていた青学の高橋さんは少し苦しい感じでしたかね。それでも59分フラットぐらいで走りきり、ラスト3キロは全体トップ。力がある証拠です。原さんの「おまえの就職先もスマイルだろ」でツボりました。

順天堂の牧瀬さんが良い走りでしたね。駒澤帝京を真ん中からぶち抜いていきました。58:22で区間賞!すごいです。

シード争いでは、東海の川上さんが盛大な死んだフリでした。また駿河台の小泉さんが、レイリーチャンネルの動画を参考にして区間3位に。流れがおもろすぎる。

7区

パワフル岸本。最初から最後までいいペースでした。区間賞。怪我してたんじゃないのかよ。大先生、さすがです。

駒澤と順天堂の2位争いが激しかった。最後は白鳥くんが勝ちきった。
シード争いは東洋と法政がバチバチに。最後は梅崎くんのクレバーな走りで東洋が10位で8区に渡りました。その前の東海の越くんも良い走りでした。1年生ですが区間3位。1年生歴代でも3位かな?次が楽しみ。

さらに後ろでは明治の富田さんがいい走りでした。あまりテレビには映りませんでしたが.....。

8区

先頭はYOASOBIが大好きな一世くん。僕も大好きです。すこし状態が不安?だったらしいけど終わってみれば1:04:49で区間2位。ポテンシャルの高さを感じます。

2位争いは芽吹くんが抜け出すかな?と思いましたが、名前が菅田将暉に似てる順天堂の津田将希さんが途中引き離し、区間賞!ここでとってくるとは。すごいです。

一方、芽吹くんは苦しかったですね....走り終わったあとの倒れ込んだ姿には衝撃でした。彼そんなタイプじゃないじゃん。ゆっくり休んでね。熱海の貴公子!!

9区

先頭の中村唯翔さんが爆走オブ爆走。区間新ペースでそのままいっちゃった。9区は区間新が出そうで出ないことで有名でしたが.......残り3キロで58:41、つまり残りをキロ3でいっても区間新。もうこれは確信しましたね。最後もペースを落とさず、1:07:15の特大区間新!!青山学院は流れに乗るとこれがあるんすよ。吉居くんと並んで金栗杯受賞です。おめでとう!!

後方は國學院の平林くんが凄かったですね。あんな細身の1年生が、スイスイと前を追い抜き区間記録まであと6秒までいきました。これはやばい。だれもついていけなかったじゃないすか。

繰り上げが多発する鶴見ですが、初出場の駿河台が繋ぎ切りましたね!徳本監督も運営管理車で寝らずに済んでると思います。

10区 & ふりかえり

ノリノリ啓敦。
9区の勢いそのままに区間新ペースで走りました。大会新、復路新、区間新のトリプル新記録で、青山学院2年ぶり6回目の優勝!おめでとう!区間記録1:07:50!!

2位、順天堂。総合力の高いチームでした。15年ぶり、優勝した時以来の2位以内。すごいです。

3位、駒澤。途中失速したりアクシデントもありましたが、それでも3位に入れる実力はあります。次はみんな万全でリベンジに期待です!

4位、東洋。最後、清野さんが猛烈な追い上げで3位に迫りました。中央通りは清野太雅の庭。東洋も何だかんだシード取るんですよ。復路は2位。強い。

5位、東京国際。ヴィンが本調子でない中、過去最高タイでした。楽しみなルーキーも入り、来年が勝負の年かなあ。

6位、中央。久しぶりにシード権です。1区だけでなく、他の区間も好走したのがよかったですね。特に9区は良い走りでした。出雲に出てくるんですね。

7位、創価。前回準優勝で、ダークホース的な見方をされてましたが、さすがシードは確保してきました。

8位、國學院。正直もうちょっといくかなあ、と思いましたが島崎さんなど主力にアクシデントがあって、それでもシード権内は立派です。3区9区の1年生が素晴らしい走りだったので来年以降も期待です。

9位ら帝京。こちらは苦戦が予想されてたらしいんですけど、さすが帝京。終わってみればいい位置にいるんですよ。これが中野マジックなのかなあ。遠藤大地おつかれさま。

10位は法政が滑り込みました。最後、寺田交差点の歴史が繰り返されましたが。力はありましたね。

そして東海はシード落ち。日本橋の悲劇でした.....。またあとで書きます。
早稲田や明治も力を発揮できなかったですね。箱根って難しい、そう思わされました。

無事に全チーム、全選手がタスキを大手町に持って帰ってこれて、ほんとによかったです。
コロナでいろんなことがあった1年、いや2年でしたが、最後は笑って終わってほしいなと思います。
3年生以下はまた来年に向けて走り出し、4年生は次のステップへ。競技を続ける人もそうでない人も、幸せな人生を送ってほしいものです。

さいごに

ラストランの、國學院の藤木さんの言葉がグッときました。

「どんなにタイムを持っていない選手でも、どんなに力がない選手でも、本当にがんばって努力して上を目指せば、高校生の時は第一級を走る選手たちを、大学ではそれがくつがえせることを知ってほしい」

これ金言よ。

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