箱根駅伝2022メモ(東海編)

こんにちは。

前書いたやつの、東海にフォーカスした版を書きます。素人目線ですがどうかご了承ください。

レース前

6位目標ということで、出雲全日本の戦いぶりをみても、シード権は確保してほしいなというのが正直なところでした。ただ、11月の記録会で良いタイムがけっこう出たので、出雲や全日本までの苦戦ぶりにはならないかなと思いました。

1区 市村朋樹(4) 1:01:24 区間3位

当初は溝口くんでしたが、エントリー変更で市村さんに変わりました。長崎県なので溝口くん走ってほしかったですが、ちょっと調子合わなかったか、まだスタミナが足りなかったかな?来年に期待!

スタートしてスローかと思ったら、吉居くんが引っ張ってハイペースになりました。これは市村さん終盤まで溜めたらいいとこいくんじゃないかと思いました。

出雲、全日本、もっといえばその前の全日本など、ここまで苦しい走りの多かった市村さんですが、最後の箱根はバッチリ合わせてきましたね!出雲のようにならないか少し不安でしたがなんのなんの。途中で一瞬前に出たりはありましたが、終始落ち着いたレース運びで、六郷橋の上りでスパートをかけて後続を引き離しました。

2位集団4~5人で争い、最後は唐澤くんに離されはしましたが、彼とも5秒差の区間3位で繋ぎました。最高のスタートです。最近の東海の箱根1区の安定感はすごい。

2区 松崎咲人(3) 1:10:01 区間17位

駅伝で外さない男・咲人さん。前日は8時台に寝てるらしいです。そんな信頼の厚いエースでしたが......。自分もこんななるとは思いませんでした。
前半からちょっとフォームが力んでるような気がして、Twitterでも脚がなにか違和感あるんじゃないかとか、いろんな憶測がとんでたので、本人も何か違うな、というのがあったのかもしれません。
もともと飛び跳ねる走りですが、高2の都大路3区であれだけ走ったし、ロードの鬼なので適性の面では問題ないと思ってました。たぶんモロさんもそう思ってたはずです。苦しい走りでしたが、よく戸塚の壁を乗り越えたと思います。来シーズンは11の壁も破って、またリベンジする姿が見たいです。

3区 神薗竜馬(2) 1:03:46 区間15位

今季最大の成長株。イケメン九州男児。出雲、全日本とも苦しい場面からの良い走りだったので、ゲームチェンジャー的な役割で3区に置かれたのかな。僕は7で調子良かったら3かなと思ってました。間違いなく調子は良かったんだと思います。しかし初めての箱根、緊張とかもあったのかなあ。流れにのまれてしまいましたね。でも、これも経験だと思います。箱根駅伝2018は3区鬼塚翔太(2)1:03:29区間3位だからね。気候とかは全然違うので単純に比較はできないですが、何か似たものを感じます。力は確実にあるし以前の何倍も付いてるので、来シーズンは東海の主力となって頑張ってくれると思います!

4区 本間敬大(4) 1:03:19 区間13位

頼れるキャプテン。絶対に外さない走り。の本間キャップが走りました。ただ彼本来の力だと、もうちょっと区間順位が上で来れてたかなあ。悪くも神薗くんと同じく、流れにのまれてしまった感が少しあります。あと前が集団で速かったのもあるかも。これで競技生活最後ということで、ここまで本当にお疲れ様でした。もうちょいテレビ写してほしかったなー笑これからの人生に幸多からんことを!!

5区 吉田響(1) 1:10:44 区間2位

東海の山登りは誰だ。杉本さんか?吉田くんか?で意見はほぼ真っ二つでした。ちなみに僕は杉本さんかなと思ってました。当日エントリー変更で吉田くんに変わって、あ、相当良いのかなと少し期待もありながら、1年生ということで館澤さんの例もあり、やや不安でした。秘密兵器とは言われていてみんなも注目してたのではないでしょうか。
走り出してみると函嶺洞門で区間8位。まずまずのスタートです。実はこの時点で、爆走の予感を感じとってました。無理に突っ込んでない。これは来るぞ。
大平台で区間3位に上がりました。やばい。すごい。小涌園で2位。あの細谷さんと区間賞争いしてる。これは神が現れたな。芦ノ湯のあたりで向かい風でちょっと苦しんだ感じありましたが、下りも速かったですね!カメラが追いつけないスピードで駆け降りました。もうちょっとテレビ映してよ笑
そしてゴール直前。宮下さんのゴールの映像から切り替わって、10位争いが激しくなってる映像に。え?????先頭東海きた?!!????うおー!!!!吉田響ーー!!!!!
芦ノ湯→芦ノ湖でごぼう抜きしたみたいですね。シードまで2分半以上あった差を1人でひっくり返してくれました。東海大レコードも1年生レコードも塗り替え、12秒差の区間2位。また東海に山のスペシャリストが生まれてしまったようだな。あと3年でどこまでいくのか、ほんとに楽しみです!

6区 川上勇士(3) 58:53 区間6位

この区間は安心して見てられました。上りで何人かに追い抜かれても想定内。と思いましたが、小涌園のとこで苦悶の表情だったので少し心配しました。ところが大平台ではケロッとした顔でシードラインまで復活しててさすがです。9位の東洋とも詰めて、課題のラスト3キロも、去年よりたぶん動きが良かったような。前が見える位置で次に繋ぎました。来年こそ57分台を!!

7区 越陽汰(1) 1:03:09 区間3位

秋以降、急成長を遂げたルーキー越くん。去年の都大路や丹沢湖の走りからみても、1年時の咲人さんぐらいで走ってくれるのではと期待していました。その通り、見事な走りでしたね。序盤で飛ばしたのか分からないけど東洋を追い抜き、後半で國學院を追い抜き、その前の中央とも大きく差を詰める快走でした。タイムも1年生歴代3位で、将来が楽しみです。来年は4区あたりを任せたくなる。東海に来てくれてありがとう。

8区 入田優希(2) 1:05:53 区間9位

九州学院時代、3年連続で都大路3区を任され、特に3年時は良い走りを見せた、登りのスペシャリスト。8区の遊行寺以降、期待がもてました。前半は前の中央が実力者ということもありやや引き離されますが冷静な走りでした。また後ろの東洋もいい走りだったので少し詰められましたが、やはり遊行寺からが本領発揮でしたね。遊行寺以降テレビにはあまり映りませんでしたが、一時帝京を追い抜くなど、坂の適性は抜群なのではないでしょうか。8位をキープし、走りやすい位置で次に渡しました。高校時代のように、年々良い走りになることを期待してます。

9区 竹村拓真(3) 1:09:36 区間8位

9区は本当に秋田工業の選手がよく走りますね。湊谷さん、MJ、と続く系譜を今年は竹村さんが継ぎました。全日本のことがあったので少し心配でしたが、それは無用だったみたいです。東洋大の巨人()に付いていき、権太坂までは区間2番。その後ややペースは落ち再度帝京に追いつかれましたが、横浜駅の手前で再び離し、創価を抜いて、前を詰めにかかります。終盤、國學院の平林くんに抜かれてしまいますが、なんとか8位キープでアンカーに託しました。去年の箱根に続き、安定感のある走りだったと思います。

10区 吉冨裕太(4) 1:12:53 区間19位

いやーーーまさか、でしたね。前半は8位をキープし、なんなら後ろを少し離すぐらいの良い走りでした。東京の都心に入ってからペースが落ち始め、帝京に抜かれた時はもうかなり落ちてたように見えました。そしてラスト1キロ。もう意識も怪しいんじゃないかというくらいのフラフラとした中、法政に抜かれてしまいシード圏外に落ちてしまいました。モロさんの「目を覚ませ吉冨!」という悲痛な檄も及ばず、、本当に苦しい走りでしたね。僕もがんばれ、耐えてくれ頼む!と願いながらのラスト1キロでした。法政の選手が交差点で寺田しかけたこともなかなか笑い話にできず、11位でフィニッシュ。あとで出た記事によると低血糖症だったとのこと。やっぱりアクシデントだったんですね。よく23キロ走りきったと思います。最後の最後に、やっとの思いで掴んだチャンスともあり、本人も相当意気込んでたでしょう。それでこの結果はあまりにも悲惨すぎます。。。誰も彼のとこを責めないでほしいと思います。


総合 10:59:38 11位
往路 5:29:14 10位
復路 5:30:24 10位

往路復路ともに10位、総合10時間台ながら、残念ながらシードを落とす結果でした。全体のレベルが上がってます。
しかし自分はそこまで悲観することはないと思ってます。なぜなら、来年以降も力のある選手がたくさん残るから。今回出走した選手以外にも、溝口くん、梶谷くん、宇留田さん、佐藤さん、杉本さんなど、箱根でも区間上位で走れそうな選手がいます。だから来年は上手くいけば、箱根5位以内もあると思ってます。しかしそれは予選会を通過してからの話。全日本も、箱根も、まずは予選会を確実に通過しないといけません。
大方の予想では、東海は安全圏だという声が多いですが、全日本はともかく箱根予選会は8年ぶり?のことなので自分はどんな感じなのか知りません。それゆえの不安はあるし、選手や監督コーチも不安が無いわけないと思います。でも、彼らなら大丈夫。きっとやってくれます。楽しみなルーキーも入り、戦力は確実に上がります。そもそも今季が黄金世代&三本柱が抜けて大幅ダウン、といわれてたのでそれに比べれば大したことないっす。笑

これからも、東海を応援し続けます。

さいごに。超願望ですが、

徳丸寛太の駅伝が見たい!テレビカメラは必ず横から映せよ!あの超キレイなフォームを全国のお茶の間に!!!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?