全日本大学駅伝の振り返り
こんばんは。
興奮冷めやらぬ11月2日。
昨日の全日本大学駅伝の振り返りと個人的な感想を書いていきます。東海メインになることは悪しからず。
待ちに待った全日本。出雲が中止になったからか楽しみ度がいつもの1000000倍。
いつもなら文化祭が重なるので、全日本をリアタイで観戦するのは久しぶりやった。来年はたぶん見れない。笑
決戦の朝、オーダー変更で東海は4区に石原くん、7区に西田さんが入った。東海の最終オーダーはこちら。
佐伯ー市村ー塩澤ー石原ー本間ー長田ー西田ー名取
仮エントリー発表の直前、授業中に全日本のこと考えてた時、ふと思いついたんです。佐伯くん1区あるんじゃね?
見事的中。ほかに2区、3区、5区、7区、8区も的中。4区、6区だけ外れた。まあ今年は予想しやすかったかな。今後の自信にします。笑
1区
区間賞 三浦龍司 (順天堂1)27:07 区間新
東海は入学時PB14:22:47→現PB13:54:52と大きく成長したルーキーの佐伯くん。三重県四日市市出身、伊賀白鳳高校卒業。
レースは札幌学院のグレ選手が1km2:48で入り、そのまま5kmは14:24。区間記録より11秒早いペース。7.6kmで京産大の北澤選手が仕掛けて集団がバラける。相変わらず佐伯くんはいい位置。終盤は國學院の島崎さんが引っ張る展開。
そして残り数百m、三浦くんがものすごいラストスパート!!誰もついてこれん。速すぎて爆笑。何なんあれ。
佐伯くんは16秒差の7位。デビュー戦、ルーキー、持ちタイムのことを考えれば、上々の滑り出しかと。前が見える位置で、しっかり2区に繋いだ!
ちなみに区間新が8人出たらしい。区間新出すの最近の流行りなの??
2区
区間賞 川瀬翔矢 (皇学館4)31:24
去年は伊藤さんがワープをした2区。今年の主役は皇学館大学の川瀬さん!序盤からハイペースで入り、21位でもらったタスキを押し上げる。
先頭は城西の菊池さんがトップに。心配なのは市村さん。5キロ以降、ペースが上がらず集団に付いていけません。ぼく涙目。
第2中継点、トップは城西。川瀬さんは4位でたすきリレー、なんと17人抜きの大爆走!惜しくも区間新ならずも、いやーすごい走りやった。2区で区間賞とるには"ワープ"が必須条件なのかも。
市村さんはなんと17位で3区へ。まさかまさかの関東勢最下位。やっぱ何が起こるか分からんね。この時点で、あー今日無理かも、、、って。過去の自分を殴りたい。
3区
区間賞 中谷雄飛 (早稲田3)33:42
中谷さんが飛ばしに飛ばして1.6kmでトップに。中谷劇場の始まり始まりー。
東海の3区は塩澤キャプテン。最後の全日本、地元の熱い応援を受けてひた走る。
駒澤は注目の芽吹くん。
第三中継点では、早稲田の中谷さんが差をひろげてトップ通過。区間賞の走りで去年のリベンジ達成!青学の中村唯翔さんが8人抜きで6位。
後半かなり上げた塩澤さんが6人抜きで11位、区間賞と3秒差の区間2位。あの位置からよくここまで追い上げてくれました。我らがキャプテン、最高。この後もっとエグいのが現れることを俺たちはまだ知らない。
4区
区間賞 石原翔太郎 (東海1)33:16 区間新
いやー。まさかここまでとは。
石原くんが5キロ13:54!ちなみに彼の5000mPBは13:51。ちなみにちなみに4区は起伏が激しいです。どこの留学生でしょうか。いいえ東海の1年生です。
先頭は太田直希さんが気持ちよく快走、こちらも区間新ペース。また順天堂の野村さんも同じく。区間記録を持っているのはあの塩尻さん。3人ともすごい。
流れに乗った早稲田が2位との差を52秒に広げて第四中継点トップ通過。順天堂は7人抜きの3位通過。
東海は5人抜きの6位通過。区間賞は石原くん。あのお塩さまの記録を32秒も更新する大爆走!とんでもねえルーキーが現れました!最高すぎます。箱根にも期待です。3区あたり走ってほしい!
5区
区間賞 佐藤一世 (青山学院1)35:47 区間新
先頭は早稲田ルーキーのイケメン菖蒲くん。後方から順天堂の石井くん、青山学院の一世くんが追い上げる。この2人、八千代松陰高の同期。まさかこの2人の直接対決が一発目の駅伝で実現するとは。見応え抜群、シンクロ率も抜群。
東海は本間さん。彼の駅伝デビューを全人類待ってた。
2位集団の八千代松陰対決は一世くんの勝ちで区間新。都大路1区区間賞、28分台は違うね。10000走らせたら、すぐに28:20くらいは出そう。
また駒澤の酒井さんもデビュー戦で区間新!ここの区間で上位が一気に詰まり、7位東海まで43秒差。これは面白くなってきたぞ!!!
6区
区間賞 長田駿佑 (東海3)37:22 区間新
早稲田はこちらもルーキーの諸冨くん。2位青山学院もルーキーの山内くん。差が詰まりそうで詰まらない。
後方では東海の長田さんが激しく追い上げて一気に3位集団へ。
中盤以降、山内くんのペースが落ちてきて9km過ぎに明治、東海が追い抜く。そのままトップまで追い上げ、ラストで明治東海早稲田の対決に。ここは長田さんがトップで7区に繋いだ!差がなく明治、早稲田。
長田さんは区間新記録!先輩の郡司さんが持つ記録を4秒更新!!最高の駅伝デビュー。最初突っ込みながらも終始落ち着いたレース運び、完璧です。
7区
区間賞 神林勇太 (青山学院1)51:17
トップは東海と明治の並走。後ろから神林さんが猛烈に追い上げる。トップに追いつき、少し溜めて一気に前に出た。これには明治、東海とも付いていけず、青山学院の独走態勢に。1回波に乗るとどうしようもない青山学院。やられたなー。
西田さんは小林さんにも追いつかれたけど、そこから粘りの走りで終盤また離す。鬼さんのサングラス借りてるから負けられないよねー。
トップ青山学院と39秒差で三本柱最後の砦・名取さんにタスキを渡します。その2秒後に駒澤の田澤さんスタート。明治はトップと50秒差の4位通過。
区間賞は神林さん。2人の留学生ランナーを抑え、おそらく日本人歴代最高タイム。ほんとに大学で競技引退するんか。ラストイヤーに賭ける思いが誰よりも強い。
8区
区間賞 田澤廉 (駒澤2)57:34
こんな壮絶なアンカー対決、今まであった??
青学の圭太さんが淡々と前を走る。田澤さんが名取さんに追いつき、2人で57分台ペースで突っ走る。
5km以降、急に前との差が詰まってきて、9km手前で追いつき、三つ巴のバチバチの戦いに。名取さんがちょくちょく下向いてたのが少し気になってました。
11km手前、名取さんが仕掛け、田澤さんとのエース対決に。引き続き名取さんが引っ張る展開。
13km過ぎ、4位から追い上げた鈴木聖人さんが青学を抜いて3位に。前評判どおり、3強崩し候補筆頭の明治が、ここで表彰台圏内に入ってきた。
15kmになっても、16km、17km、18kmになっても、名取さんが引っ張り田澤さんがくっつく展開。105km走っても決着の付かないこの戦い。何度か名取さんが仕掛ける素振りを見せるけど、田澤さんもさすがエース。全く離れん。見てる側はドキドキハラハラ、正直吐きそう。本音は、田澤はやく離れてくれ。
ついに動いたのは18.4km、田澤さんが少し前に出る。ここは名取さんも落ち着いて付いていきます。
そして18.6km。勝負の分かれ目ここにあり。田澤さんが一気に仕掛けた!うわああああーー!!!
白バイのエンジン音がグゥゥゥゥンン!って高鳴る。あのストライドの長さは何なんだ。何この爆発的スパート。あんまりだろっ!
離される東海。画面を見ながら唸る自分。駒澤、おめでとう、、、🥺
あれだ、あのー、ぴえん超えてぱおんってやつ。
駒澤の優勝で幕を閉じた今年の全日本大学駅伝。やっぱ全日本は得意やね。
まとめ
東海の全体のまとめとしては、想像以上によく頑張ったな、と思いました!
前評判では駒澤青学に次ぐ3位予想が多かった。確かに今年は黄金世代が抜けて戦力ダウンが否めない状況で。
でも、そんなことは何のその。夏以降、たくさんの選手がPB更新して、13分台も今季だけで10人。
また今回メンバーに入らなくても、調子のいい選手がたくさんいる。特に1年生の勢いがすごい。
4月のときは他大の方がいいスカウトしたなって思ったけど、夏以降の伸び率が素晴らしい。今回走った佐伯くん、石原くん、13分台&28分台を持つ喜早くん、ロードに強くて山候補の入田くん、14:46:13→14:03:97まで上げた神薗くん、全カレ1500m入賞の溝口くん、大幅PB更新の木原くん、吉井くん、14:08の松尾くんなど、、、楽しみな選手がいっぱい。同世代やからつい応援に力が入っちゃうよね。
また、長田さんや本間さんが駅伝デビューできたのも良かったな。特に長田さんは期待以上の走り、小松さんの後継者になってくれると嬉しい。
総合結果(シード校)
優勝 駒澤大学 5:11:08 6年ぶり13回目
2位 東海大学 5:11:31 (+0:23)
3位 明治大学 5:12:24 (+1:16)
4位 青山学院大学 5:12:42 (+1:34)
5位 早稲田大学 5:13:04 (+1:56)
6位 東洋大学 5:13:15 (+2:07)
7位 帝京大学 5:14:40 (+3:32)
8位 順天堂大学 5:14:43 (+3:35)
書き上げた。
つい長くなってしまう。笑
今年は駅伝どーなるかと思った。
この状況のなか、開催して下さったことに感謝申し上げます。ありがとうございました。
悔しいなー。2ヶ月後、彼らが笑って終われますように。
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