僕に深夜ラジオを教えてくれた「星のギガボディ」
自分は深夜ラジオを聞くのが趣味である。
最近は受験を意識する学年になったのも相まって放送後面白いと話題になった番組をRadikoのタイムフリー機能で聞くくらいで、必ず毎週聞く番組は2つくらいである。
1番ハマってる時は10以上の番組をリアルタイムで聞いたりしていた。
もともとラジオは、nhkの「らじらー!サンデー」や文化放送の「レコメン!」を夜勉強中に流していた。そして深夜ラジオをにハマったきっかけは水曜日の深夜、「レコメン!」から周波数を変えてTBSラジオに変えた瞬間にやっていた番組と出会った時だった。
その番組は「うしろシティ星のギガボディ」(以下ギガボ)
自分に深夜ラジオのいろはを教えてくれた番組である。「レコメン!」や「らじらー!」はアイドルと共演しているというのもあり、良い意味で「ゆるさ」があり、ド下ネタなどは一切流れなかった。
しかし、「ギガボ」は違った。あのスタイリッシュなうしろシティというコント師からは想像のつかない下らなすぎる下ネタ。マウントの取り合い。あの放送を聞いた瞬間、面白すぎてペンが止まり普通に聞き入ってしまったことを覚えている。
そこから自分は様々な番組を聞きまくった。そして、とにかくハマった3番組がある。
「うしろシティ星のギガボディ」
「アルコ&ピースD.C.GARAGE」
「ハライチのターン!」である。
この3番組はTBSラジオ三兄弟として火曜日〜木曜日の24時台を担当している3番組である。
これらの番組はそれぞれの番組によって色が違う。
自分の中で「dcg」は夢を見ているかのような番組。「ターン!」はワクワクするような番組。「ギガボ」は地元のようなどこか安心するような番組だった。
もちろん学校が次の日無かったり、眠気に余裕があればニッポン放送の「オールナイトニッポン」も聞いていたが、どうしても時間の都合上毎週聞くことは出来なかった。でも三兄弟の番組は24時から25時と、とても聞きやすい時間帯だった。
そんな自分のラジオの原点ともいえる三兄弟の中の、自分を深夜ラジオ沼に引きずり込んでくれた大好きすぎる番組「ギガボ」が今年の3月で終わった。ショックというか、そんな一言で表せられない。表したくない状態だった。
色んな疑問が頭の中を飛び交う。
なんで終わるの?
年末年始の三兄弟一斉集合はもうないの?
ピンのまま終わるの?
ピンのままというのは当時うしろシティの金子さんは体調不良で、ずっと阿諏訪さんが1人で番組を回していた。後々放送で分かったが、ピンがキツくなったための終了ではなく、コンビ時代から終了の話は出ていたという。
でもどんな形であれ、自分の小さな夜の青春が終わる。なんともいえない感情だった。当たり前にあるものが突然無くなる感じ。しんどかった。
今ではその枠に「〇〇のハコ」として、月交代で若手芸人さんが冠ラジオをやっている。
もちろん「ハコ」も面白い。本当に面白いのである。TBSラジオを否定する気なんて1ミリもない。でも自分の心にずっと「ギガボ」はずっと残っている。
いつでもいい。何年でも待つから、最後にコンビでの最終回をやってくれることを願っている。
そのために自分たちリスナーが出来ることは、「ギガボ」を忘れないで、ずっと心の中に残しておくことだと思う。