見出し画像

ミラーレスいいぞ。今更?

フィルムカメラを手放した

2023年末にふとフィルムカメラを処分することを思いつき、調べてみると、思っていたよりも高く売れる!何年も使ってないので、買取可能な状態か心配だったがこれはやるしかない。
いずれもCONTAXボディとヤシコンマウントのレンズ、2台。
・CONTAX G1/Planar 45mm/F2
・CONTAX ST/Planar 50mm/F1.4 MMJ(Y/C)
CONTAX ST本体は巻き上げ機が故障してたのでレンズ共にあきらめたが、意外と高値で売却できた。ちょっとしたフィルムカメラブームみたいだね。

なんか同じようなレンズで固めてしまってますが、カールツァイスレンズT*プラナーは、ボケよし、解像よし、色のりよし、と3拍子揃った優等生で知られている。
アーティスティックな1枚をとるぞ、と夢見て貧乏なくせに中古で購入したのがCONTAX G1だった。そしてさらなるボケへの欲望を抑えきれなくなって購入したのがCONTAX ST/Planar 50mm/F1.4 MMJ。今はいくらでもこれ以上に明るいレンズが出回ってるけど、初めて除いた時はファインダーの中に光が凝縮して溢れかえっていることに衝撃を受けた。
ただ、仕事柄建築写真を撮ることが多くて、室内撮影で50mmとかはちょっと不便、G1のオートフォーカスは何度やっても外れるし、開放ボケを活かしたシーンを撮影しても本来の目的が果たせない。

結局はデジカメ/Sony cyber-shotで撮影することが多くて、旅行先でも使ったが、お金がないくせにリバーサルフィルム使うものだからシャッターがなかなか押せない、撮って出し勝負のリバーサルフィルム相手に敵前逃亡。"森山大道みたいにスナップシューター決めるんだろ?" 無理、無理、Sony cyber-shotがあるじゃん。大体こんなカメラでバチバチやんのか?意味あるのか?やれるのか?

結局のところ、撮影できたのは下のような無味無臭な風景写真ばかりとなっていきました。同じ被写体に対してほとんど1カット撮影して終了。使いこなせてなかった。
いや、それもこのカメラを大事に使ったからこそだよ、上品な被写体しかとおせてない坊ちゃんですが、次のパートナーと仲良くしてやってください。でも激オモのSTが残った。これをどうするかが問題だ。

下段右写真はこれぞPlanar 50mm/F1.4の力という感じ。カメラの性能に溺れて無味無臭ゴミ写真になってます。でも現代レンズはこんな解像感はとっくに飛び越えてしまってますよね。
まあ、旅先で遭遇した1枚としては、こんなものでしょう。撮影時28歳くらいかな。

新たなカメラボディはFUJIFILM X-T2

なんだかんだでフィルムカメラを一掃することに決め、新たにカメラボディを購入することに決めました。
ミラーレスカメラにオールドレンズを取付けられることは前から知ってたが敷居が断然低くなってる!ことに今更気が付き、持ってるオールドレンズPlaner 50mm/F1.4 MMJをもう一度試したい、だめもとで撮影したい!という欲求にかられ、値段も手ごろだからいいよねと言い聞かせて中古のX-T2を購入したのでした。

カメラボディは、多くの人が称賛しているように、そして2023年は受注中止になるほど世界中で売れているように、FUJIFILM以外眼中にないです。本当はGRとSIGMA fpも気になるけどね。ハッセルブラッドとライカは・・・考えないようにしてる。

さて、FUJIFILM X-T2にPlaner 50mm/F1.4 MMJ(Y/C)を取付ける。
早速取付けて撮影したのが下の1カット、クモリですね。
これもオールドレンズの味なんですが、ここまで出るとこのレンズの性能発揮できない。
結局これも手放して同じレンズを買いました。MMJからAEJです。

代わりに買ったPlaner 50mm/F1.4 AEJ(Y/C)がこれ。全然違うでしょ。

所持しているオールドレンズを使うために新しいカメラ買って、早速着けてみたらなんか違ったから同じオールドレンズ買った人です。

本体がAPS-Cなので画角が75mmになるところは、使ってみるまで不安でしたが逆に新たな感覚を発見してしまった。
長い間GR DigitalⅢとかスマホの28mmで写真撮ってきたせいか、75mmの世界を覗くと日常風景にイイ画を見つける感覚が先鋭化していてシャッターが止まらない。この発見があっただけでもいい買い物です。

正直、中望遠レンズはモデル撮影用だと思ってたけど全くの間違いだった。ソールライターも中望遠(ほぼ望遠)だし、これからミラーレス始める人は「男は黙って単焦点50mm!」とか言わずに中望遠から始めることをお勧めします。でも、旅行向きじゃないって思う可能性あるのでご注意を。
おすすめ理由を3点をあげるなら。
・ちょい望遠してるので、だいたいは立ったまま構図をきめられる
・小さい花でもそれなりにインパクトあるので植物撮りたくなる
・画面に収まらない画になるので素人っぽさが消える

画角75mmを活かした写真をいくつかピックアップ。
#Planer 50mm/F1.4 MMJ(Y/C)

カメラ/写真から考えること、AI時代にこれから何を撮るのか。

フィルムカメラはしばらく眠らせてしまったけど、その間はコンパクトデジカメと携帯カメラで撮ってました。記録というか収集というか。ナンバリングされた.jpegアイコンをおまけのシールみたいに集めていた。
本音は高性能でレンズとエモい画を求めていても、画づくりを気にせずにスナップシューターになれるスマホとかコンデジがしっくり来てたし。結局は機動性に落ち着いていた。いや、でもスマホのレンズもすごいから。
ミラーレスとオールドレンズ持ち上げておいて言うのもはばかられるが、スマホを超えるカメラはないと思う。キングオブカメラ。統一王者。

新しいカメラを買ったからか、どうしても頭から離れないことがあって、スマホも写真も生活の一部になっていいけど、大量の写真を世界中で生み出していているはずで、それに加えて生成系AIも人間の想像を超える画を大量生産している現在、写真芸術はどう変わっていくのか?
人に成り代わって心象風景を投影した写真をAIが撮影できるようなるのは時間の問題かもしれないというのに、カメラをまた始めたのはいいけど、何を撮ったらいいんだろう。

未来を予測するのは難しいなら、19世紀に写真イノベーションが社会に与えた影響と関連する歴史を探れば何か見つかるかもしれない!
と、いう訳でこのnoteを始めました。
ここでは、自分の撮影した作品と日常の出来事を中心に、19世紀に始まる写真イノベーションが美術史に与えた影響、時代背景、歴史を時々、浅ーく拾って紹介していきたいと思います。


#Sony SO-51B 



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?