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プルメリアの植え替え

皆様いかがお過ごしでしょうか?

今年のGWも、どうやらプルメリアのお世話に時間を使うしかなさそうな雰囲気ですね。
ということで、GW中に出来ることとして、「植え替え」について解説するのと、僕がどう使い分けているかを書いていきたいと思います。

植え替えの目的

最初に、僕が考える「なぜ植え替えをするのか」を書きたいと思います。

・プルメリアと鉢のバランスが合わなくなった
・根詰まり解消
・土のリフレッシュ
・古い根を整理して、鉢内をリフレッシュ
こんなところでしょうか?

その結果として、プルメリアが成長しやすく、そして開花しやすくなってもらうように植え替えをしています。

植え替えの種類

プルメリアの植え替えは、大きく分けると2種類あって、植え替えの強度によってハード植え替え、ソフト植え替えなんて呼ばれています。これは、過去にプルメリアのスペシャリストが付けた呼び名で、分かり易いのでプルメリア愛好家の間で広まっていきました。
では、どう使い分けるのか?
少し解説したいと思います。

「ハード植え替え」とは・・・

ハード植え替えは、根鉢をしっかり崩して古い根を除去する植え替えを指します。
根鉢の崩し具合で、スーパーハードと言われるくらいの完全ベアルートの状態まで土を落とすこともありますね。
この方法は、根詰まり解消、土のリフレッシュ、鉢内のリフレッシュを目的とします。
デメリットとしては、シーズン中のハード植え替えは、新しい根まで傷めてしまうこと。
葉っぱが完全に茂った後はやらない方が無難です。
※注意点:目覚める前に行うのが理想

「ソフト植え替え」とは・・・

ソフト植え替えは、根鉢をあまり崩さずに根を傷めずにそっと鉢増しするイメージ。
根をあまりいじらないので、新しい根を傷めにくいことがメリットですが、ソフト植え替えばかりだと、古い根が残ったままなので根域を確保するには鉢をどんどん大きくするしかないのと、鉢内のリフレッシュにはあまり繋がらないこと。また、根詰まり解消にもあまり繋がらないですよね。
※注意点:いつでもできるが、その都度鉢を大きくしないと成立しない。

「ソフト」と「ハード」の使い分け

具体的にどうするか・・・
まず、初回、2回目の植え替えは、あんまり根鉢を崩さないソフト植え替えでいいと思います。プルメリア自体もまだ成熟していないので、ガシガシ根をいじるとダメージを受ける可能性もありますよね。
3回目以降から、根鉢を崩してハードに古い根を除去しつつ、土をリフレッシュして根域を確保する。植え替えの度に鉢を大きくは出来ないので、その意味でもハードが有効だと思います。

「根をいじるコト」のメリット

僕は2つ感じています。
①勢いが出る
②花が咲きやすくなる
です。

①は根域が広がるので、根を自由に張りめぐらせてたくさんの養分を吸収できるようになるので、当然ですよね。

②なのですが、もちろん①のおかげでたくさんのエネルギーを作り出すことが出来るようになってこれも当然の結果だと思います。ただもうひとつ、植え替えによって受ける根のダメージが、種(しゅ)の保存本能を刺激している部分があるのではないかなーとも感じています。
まあ、これはあくまで推測で、ぼく個人の見解ですが、根がカットされた刺激で「必死になって成長して、開花して種で子孫さなヤバイ」的なスイッチが入るんじゃないかなと(笑)

詳しくはこの記事に…


これからシーズンに入ります。
コロナはまだまだ先が見えませんが、僕の発信が、皆様のプルメリアがたくさん咲いて、少しでも癒しの時間に繋がれば幸いです。
それではまた。

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最後までお読みいただきありがとうございました。これからも情報発信が出来るように頑張りマス!