ノックの機構をつくる

ノックの機構の作り方の質問をいただいたので、まとめておきます。

注意事項

CADは独学なので、この作り方の正しさは保証できません

パーツは3つ

上記の記事を見ると、回転子、ノック棒、カム本体の3つになります。

 カム本体

ノック式ボールペンをノックする時に、回転する部分です。

回転子の図

ノック棒

いわゆる、指でノックする部分ですね

ノック棒の図

カム本体

ペン本体にある溝のようなものです。

カム本体の断面図

つくる

 作ったものを三つ組み合わせるとこのような形になります


回転子

比較的つくりやすい回転子から作っていきます
薄い円柱と直方体を別ボディ作ります。

直方体と円柱を作った様子

直方体に30度の勾配をつけます。

勾配をつけた様子

円柱の中心を基準にして、円形状パターンで直方体を3つにします

円形状パターンで直方体を増やした図

そして円柱を作り、回転子の完成です

円柱を追加し、完成した回転子

ノック棒

筒状の部分を作ります

筒の外径と同じ大きさの円を12等分するようにケーキのようなボディを作成します(筒状のボディは非表示にしてあります)

別ボディでその隣にもう一つケーキのようなボディを作成します

12等分したボディを二つ作成した図

山になるように30度の勾配をつけ、結合します

勾配をつけた時の図


今回も円形状パターンで6つ同じものができるようにします。
最初に12等分で作ったのは、ここでの最終的な数を6つにするためです。

円形状パターンを適用後の図

筒状のボディを表示するとこのような感じになります。

結合の切り取りで、筒状から山のパーツで切り取りし、ギザギザするようにします

ノック棒が真っ直ぐ下がるようにカムの溝に沿って動くようにする凸部分のパーツを作ります。

これから作る凸部分

外径に沿って20度のバームクーヘン状のボディを作ります。円形状パターン3つにします


回転移動させます(カムができた時にもう一度調整を加えると良さそうです)

位置をずらして、結合します

カム本体

バームクーヘン状のボディ2つ作ります。ノック棒が入る内径である必要があります。

30度の勾配をつけます

バームクーヘン状のボディを25度で作ります

結合で切り取ります

そして残ったパーツを結合して、一つします

円形状パターンで3つにします

外側の部分をつくったらカム本体が完成です

あとはノック棒の調整とノック棒の上部を整えたら終わりです