感染爆発で保健所機能が ひっ迫。区の職員、保育士や 清掃事業者への職域接種がやっとはじまる

目黒区でも他の自治体と同様に、新型コロナウイルス感染症の”デルタ株”の蔓延で保健所機能がひっ迫しています。 

感染状況

8月15日現在での陽性者の累計は8510人、病院289人、宿泊施設65人、自宅療養2043人(墨田は目黒とほぼ同人口で416人)、死亡51人となっています。

保育園

7月26日以降、8月24日時点で保育園や小学校、中学校、学童保育クラブ62か所で感染が見つかりました。
 特に保育園での感染が広がっています。中にはクラスターに発展し、休園を余儀なくされているところも出ています。
 しかし保健所は庁内からの応援、派遣など、保健所体制を強化してきてましたが、職員体制が感染の規模に全く追いついていません。墨田区では検査をしっかり行いつつ、ニーズに保健所の持っている資源を合わせて、ひっ迫しないよう人員を増やしています。
 感染が出てしまった園長からは「そもそも保育園は密を避けられない場所です。保育士にワクチン接種や定期的なPCR検査が行われてこなかった」と憤ります。
感染が出た保育園に下の子どもが通っていた場合でも、保健所が濃厚接触者を追わないので、PCR検査が受けられません。しかし濃厚接触者の可能性がある子どものきょうだいが小学校に通っている場合、登校するかどうかは保健所の判断といいます。
 目黒ではやっと9月6日から保育士等へ職域接種が開始されます。

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保育園等で広がる感染拡大に区議団は1人感染出たら全員検査と保健所職員増を要望

感染爆発の状況を受けて、8月24日に開催された区議会災害対策会議で、区議団は、新型コロナウイルス感染対策として左記を要望しました。
①感染者が激増しているもとで、ひっ迫している保健所の職員を緊急に増員すること
②子どもが通う施設で1人でも感染が出たら、直ちに全員検査を行うとともに、状況によっては学級閉鎖など必要な対策を行うこと
▼各会派の態度
①について自民党、公明党、フォーラム目黒は×、新風めぐろは△
②ついては自民党、公明党、新風めぐろは×、フォーラム目黒は△
各会派の殆どは保健所人員強化、徹底したPCR検査を行うことに否定的な態度でした。

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