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区民センターの建て替えに伴い、図書館、下目黒小学校を含む新たな複合施設をつくる大規模開発計画のなかに【目黒区美術館】が解体されることに対し、日本建築家協会、建築保存問題委員会、住民から反対の怒りの声が上がっています!

美術館解体を懸念する区民からは、 「芸術は効率採算で考えるものではな い。」と、美術館を含めた開発には断固 反対という声が広がっています。 日本共産党目黒区議団は予算特別委員 会では美術館解体反対の立場で質疑を行 いました。 目黒区美術館は美術館設置条例に基づ き、美術の振興を図り、教育及び文化の 向上のための施設です。昨年度、企画展 を年間6回行ってきましたが、目標人数 全体では2万8200人に対し、3万5 412人と目標を大きく上回る結果とな りました。 学芸員の皆さんが優れた企画を行って きた結果だといえます。 建築の専門家からは美術館そのものが 価値のある作品であるという指摘です。 館内には美術館内建物と一体になって いる原口典之氏の鉄鋼の立体彫刻、館外 には朝倉文夫作の野外彫刻があります。 目黒区美術館は文化的建造物であるとと もに、目黒区の文化縁を形成・発展させ る核として役割を担っており、展示ス ペース、ワークショップスペース、区民 ギャラリーなど美術に親しむ創作活動の 場としての機能を有しているとうたって います。 区の答弁では建物が新しくなっても美 術館の目的である美術の振興教育や魅力 を今まで以上に向上させていくといって いますが、そういうことを聞いているわ けではありません。

結局 、美術館の価値よりも財政の話ばかり

このまま美術館の長寿命化計画をおこ なって35年間使い続けた場合は維持費 に莫大なお金がかかるから、建て替える 方が財政負担が軽減されると言った答弁 が中心でした。 目黒区美術館の解体に反対する電子署 名も始まりました。区民の声課にもぜひ 解体に対し、声をお寄せください。

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