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決算特別委員会での反対討論内容 「利用者の強い反対があるなか、 昨年リフト付福祉タクシー廃止」

9月議会で平成30年度目黒区の一般会計決算に対して、日本共産党区議団は反対討論を行いました。
 反対した大きな理由の1つは「命をつなぐ制度を廃止しないで」という障がいをもつ方々から大きな声があったのにもかかわらず、リフト付福祉タクシーを廃止してしまったことです。
 1988年、障がい者の社会参加や自己実現を促す目的で始まりました。導入にあたっては、当時の障がい者団体や区民、タクシー事業者など関係者が協力し、粘り強い努力で実現したものです。
 このリフト付福祉タクシーの利用は障がい者の通院やリハビリだけでははありません。例えば、障がいを持つ人の代表として、様々な会議に参加して思いを伝えること活動をされた方もいます。この制度によって移動にかかる負担が軽減されるからこそ、社会参加できることです。
 また他区にはない「運賃に直接6割補助」するなど、全国でも誇れる素晴らしい制度でした。


突然廃止、区の理由が有名無実

リフト付福祉タクシーが突然の通告によって、2018年3月で廃止をされました。区は名ばかりが立派で、それに見合う実質が伴わないといって切り捨てました。 区の廃止した理由として、利用者上位10名が利用率全体の約半分を占めており、公平性が確保できないという理由です。 しかしリフト付福祉タクシーはサービスを必要とするすべての人が利用できる環境を整えることが制度の主旨です。 あいアイ館まで、リフト付福祉タクシーで行くと1000円だったのに、廃止後は6600円になりました。ショートステイにいくために8000円だった料金が30000円になり、廃止によって利用者に大きな経済的負担を押し付ける結果となりました。2018年3月に廃止されてから、区議団として何度も議会で取り上げてきました。9月議会でも決算特別委員会総括質疑でも、一般会計決算の反対討論でも、リフト付福祉タクシーの件になると、区長はヤジを飛ばします。
 利用者の声を議会でも取り上げ続け、制度復活に向け、全力で取り組みます。

介護利用補助事業に一本化されたが問題あり

リフト付福祉タクシーが廃止をされ、介護利用補助事業に一本化されましたが、利用者から不満が噴出しています。通院等の場合、10万円を超えたら、半額補助だが1回ごとの料金が高すぎる、社会参加補助券は月2回しかない、補助券の内訳は予約料、送迎料、介護料だが、付き添いがいるのに介護料をとるのか、1度に往復の予約をしたのに2回分の予約料はおかしい、など料金に対する不満の声が上がっています。

甘えさせたっていいんじゃない?

子育てはいつの時代も悩みがつきものです。
 NPО法人福祉広場理事長の池添さんの「甘えさせたっていいじゃない」という言葉が、小さいお子さんを持つ、親御さんの心に響くものがあると思い、掲載します。
 子育てはみな新米で不安だから追いつめられもします。
自分で考え、自分で行動し、自分で見通しがつけられ、生活ができる子になってほしいと多くの親はそう思ってます。
 それなのに実は子どもが自分の力で育つ力を奪っていないでしょうか?「早くしなさい」」あれしなさい」「あれはだめ」と先々を考えて口を出して子どもを支配しがちです。子どもを「しつける」「教える」という子育てを見直してほしい。子どもを待ってあげたり、失敗させたり、甘えさせたりして子どもが育つ力をサポートしてほしいと思います。
 子どもが何かを言ってきたとき、まずは「イエス」と気持ちを受け入れ、共感することです。やたらに甘える時は自分を根っこから受け止めてもらい、安心したいんです。
親が聞いてくれると思えることは子どもの安心感になります。買って買ってが止まらないときは、どうしたら?という相談に「なんでも買っていいよ」と答えています。そのことで子どもは満足します。好きなだけと信頼すると子どもは自分の気持ちをコントロールして、買って買ってを卒業していきます。

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