鍵盤で音を奏でるように、彼は言葉を奏でていた
無機質な色が苦手
駆け出しのカメラマンは
モードを少し変えてみた
左手と右手が交わる
少し難しい楽譜の音
高音を鳴らしながら
ベース音でゆっくりと
細かい音を連打しながら
最後はゆっくりと終止符に向かう
難しい音に出会いながら
楽器たちが支えている
音色を変える
忘年会の翌日に
CNOの任務を果たした彼は
どこか眠そうだった
彼は今日も
noteの世界を
温かい眼差しで見守っている
たまに音を奏でながら
見守り続けている
noteとnoteが共鳴し合う瞬間を
キミを想いながら
刻む音は
どんな打刻音よりも
心地よかった
美しい言葉が
生み出され
世に放たれる
瞬間は
どこまでも神聖で
心を清める
儀式みたいだ
Photo:yuko_spiritoso
Poem:yuko_spiritoso
Percussionist:kaz_hirayama
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